2019年8月17-18日、スーパーフォーミュラ選手権第5戦「ツインリンクもてぎ2&4レース」が開催され、予選2番手からスタートした平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がスーパーフォーミュラでの初優勝を飾った。

「脅速」パロウが連続ポール

画像1: 「脅速」パロウが連続ポール

土曜日に行われた予選でコースレコードを叩き出しポールポジションを獲得したのはアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)だった。前戦富士に続き2戦連続のポールポジションで、僅差の2番手に金曜セッションから好調の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がつけた。

画像2: 「脅速」パロウが連続ポール

気温が37度にまで上昇した日曜日の決勝では、スタート進行でエンジンストールするマシンが続出。フォーメーションラップのやり直しにより52周から1周減算された51周のレースがスタートする。上位3台は予選通りにパロウ、平川、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)の順でポジションをキープ。

画像3: 「脅速」パロウが連続ポール

予選7番手の小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)はスタートでジャンプアップし4番手を走行。直後のルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)まで、上位5台がソフトタイヤを装着している。

2人のレース巧者

画像1: 2人のレース巧者

12番手からミディアムタイヤでスタートしたニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)は早くも4周目にピットインしソフトタイヤへ交換。クリーンな場所でコース復帰したことで、2周後にピットインした5番手スタートの石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)の前に立つことに成功。

画像2: 2人のレース巧者

パロウ、平川、福住、小林とこう着状態のトップ4台だったが、徐々に2番手の平川がパロウとの間合いを詰めていく。やがてその差は0.5秒まで縮まり、ワンミスで順位が入れ替わる状態へ。

画像3: 2人のレース巧者

そして23周目、プレッシャーからか僅かにコースをオーバーランしたパロウを見逃さず平川がオーバーテイク。平川はトップに立つとパロウを引き離し、やがてその差は5秒以上に拡大。レース終盤のミディアムタイヤへの交換に向けマージンを稼ぎ出す。

「可夢偉劇場」再び

画像1: 「可夢偉劇場」再び

その平川を逃がすものかと33周目、可夢偉が福住を交わし3番手へポジションアップ。そしてその勢いで2位を行くパロウに急速に迫る。

画像2: 「可夢偉劇場」再び

そして36周目、小林可夢偉はアレックス・パロウにブレーキングで勝負を仕掛けるが、これにより右フロントタイヤにフラットスポットを発生させてしまう。タイヤスモークを大きく発生させる迫力のバトルに観客は大興奮だが、タイヤのダメージにより自身が想定していた周回数より数周早く、42周の終わりにミディアムタイヤへ交換することに。

TEAM IMPULの2勝目

画像1: TEAM IMPULの2勝目

後続のバトルを尻目に平川亮は37周終了時にピットインしタイヤ交換。暫定的に小林にトップを譲るが全車がタイヤ交換を済ませると大きなアドバンテージでトップチェッカーを受けた。これが自身のスーパーフォーミュラ初勝利、チームインパルにとっては第2戦の関口雄飛以来、今季2勝目となった。

画像2: TEAM IMPULの2勝目

2位にはまたしても初勝利がお預けとなった小林可夢偉、3位には終盤にパロウを交わしたニック・キャシディが連続表彰台を獲得。山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)が9位でノーポイントとなったため、シリーズランキングではキャシディがトップに立つことになった。残りはあと2戦、岡山、鈴鹿と全くキャラクターが異なるサーキットでの開催となる。チャンピオンシップの行方は予測できない。

スーパーフォーミュラ第5戦 決勝結果(ポイント獲得者)

1位 20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2位 18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
3位 37 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)
4位 64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RCING)
5位 5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)
6位 38 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
7位 50 ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)
8位 16 野尻智紀(TEAM MUGEN)(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

2019スーパーフォーミュラ選手権 ポントランキング(ドライバー上位10名)

1位 ニック・キャシディ 28pt
2位 山本尚貴 27pt
3位 アレックス・パロウ 20pt
4位 小林可夢偉 19pt
5位 坪井翔 12pt
6位 福住仁嶺 12pt
7位 関口雄飛 11pt
8位 山下健太 11pt
9位 野尻智紀 11pt
10位 平川亮 10pt

(PHOTO:井上雅行)

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