8月3,4日に静岡県富士スピードウェイで開催されたスーパーGT選手権第5戦GT300クラスにおいて、87号車T-DASH ランボルギーニGT3がピット作戦の奇策で予選13番手からの大逆転勝利を飾った。

マークXが初ポール獲得

画像1: マークXが初ポール獲得

土曜日の公式練習からトップタイムをマークしていた52号車埼玉トヨペットGB マークX MCが予選でも速さを見せチーム初となるポールポジションからのスタート。2番手に25号車HOPPY 86 MC、3番手からは360号車RUNUP RIVAUX GT-Rがジャンプアップを狙う。

画像2: マークXが初ポール獲得

スタート直後こそ360号車GT-Rに抜かれはしたが、52号車マークXを交わした25号車86MCが11周目に360号車GT-Rを抜き返し、GT300クラストップのポジションにに立つ。

画像3: マークXが初ポール獲得

やがてペースを取り戻した52号車マークXも360号車GT-Rを交わし、クラス2番手から25号車86MCを追いかける。レース序盤はこの2台が付かず離れずでペースをコントロール。

多彩なピット戦略

画像1: 多彩なピット戦略

やがて迎えたルーティンのピット作業、25号車は1回目と2回目で片側2本ずつのタイヤ交換でピットストップタイムを短縮。52号車は1回目はタイヤ無交換、2回目のピットで4輪を交換する。交換したタイヤの状態を見た52号車マークXは、これ以降タイヤを交換しないという作戦を選択することに。

画像2: 多彩なピット戦略

更にその上を行く奇策を取ったのが87号車T-DASH ランボルギーニGT3。1回目のピットアウト直後に再びピットイン。規定の4回ストップを消化するための連続ピットイン、給油は実質3回でゴールまで持たせると言う作戦。この後レースは2度のSCが入ったこともありピットインの計画が狂うチームが続出。全車が規定の4ストップを終えると、何と13番手スタートのこの87号車が大差を付けトップに立っていた。

迫り来る伏兵

画像1: 迫り来る伏兵

25号車86MCがジャッキトラブルで大きく順位を下げ、2位の52号車マークXは単独走行。そしてその後方はピットインにより順位が入り乱れる大混戦に。その中でも34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は予選8番手スタートながらレース後半にジワリジワリと順位を上げる。

画像2: 迫り来る伏兵

そして道上龍から大津弘樹へ交替し最終スティントを迎えた34号車NSXは、ピットタイミングの違いで3位を走行していた18号車UPGARAGE NSX GT3に追いつき、NSX同士のドッグファイトを展開。ホイール・トゥ・ホイールのバトルを制し3位へポジションアップすると、前を行く52号車マークXを追いかける。

ウラカンの初勝利

画像1: ウラカンの初勝利

87号車ウラカンのアンドレ・クートは、ドリンクシステムのトラブルにも関わらず精神力で後続との40秒のギャップを最後までキープ。ウラカンGT3にスーパーGTでの初勝利をもたらした。

画像2: ウラカンの初勝利

ゴールしたアンドレ・クート(右)はしばらく立つ事ができないほど消耗していたが、藤波(左)高橋(中)ら若手ドライバーと勝利を祝う。クートは2015年にGT300クラスチャンピオンにもなっている実力の持ち主。

画像3: ウラカンの初勝利

2位には終盤の追撃を振り切った52号車マークXが、そして3位には34号車NSXが入賞。87号車はこれでランキング4位に急浮上、52号車、34号車も大きく順位を上げた。6位入賞した55号車ARTA NSX GT3が辛くも首位をキープしているが、タイトル争いは混迷の様相を呈してきた。

(PHOTO:井上雅行)

スーパーGT選手権 GT300クラス 第5戦決勝結果(ポイント獲得者)

1位 87号車 T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート/藤波清斗)
2位 52号車 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)
3位 34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)
4位 18号車 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/松浦孝亮/山田真之亮)
5位 88号車 マネパランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
6位 55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)
7位 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)
8位 4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
9位 11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
10位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

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