8月3,4日に静岡県富士スピードウェイで開催されたスーパーGT選手権第5戦GT500クラスにおいて、前戦のタイ戦に続きWAKO'S 4CR LC500が今シーズン2勝目。シリーズ最長800kmレースによるボーナスポイントを獲得しチャンピオンシップへ大きく前進した。

GT-R+ミシュランがフロントロウ独占

画像1: GT-R+ミシュランがフロントロウ独占

土曜日に行われた予選ではGT-Rがそのスピードで他車を圧倒した。特にミシュランタイヤを履く23号車 MOTUL AUTECH GT-Rと3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが予選Q1,Q2共に1-2を独占。レクサス勢最上位は19号車 WedsSport ADVAN LC500(ヨコハマ)の3番手、NSXは64号車 Modulo Epson NSX-GT(ダンロップ)が7番手と、ブリヂストン勢が遅れをとる意外な展開に。

画像2: GT-R+ミシュランがフロントロウ独占

500マイル≒800kmの長丁場のレースがスタート。周回数は177周、ドライバー交替を伴う最低4回のピットストップが義務。順等にレースが進めば1スティントあたり35周前後となる予定。スタートは大きな混乱もなくGT-Rのワンツー体制は変わらないが、64号車NSXの牧野任祐が気を吐き7番手スタート後から4周目には3番手までポジションを上げる。

画像3: GT-R+ミシュランがフロントロウ独占

1回目のピット作業が終わると、予定より大幅に早い25周でピットインしドライバー交替を行わなかった19号車レクサスが1位に上がるが、その後ルーティンのピット作業を行った23号車GT-Rに48周終了時に交わされてしまう。

レースはサバイバルへ

画像1: レースはサバイバルへ

しかしその23号車GT-RはGT300クラス車両と接触し僅かにコースアウト。入れ替わる形でトップに立った3号車GT-Rは2回目のピット作業も順等にこなし、途中38号車 ZENT CERUMO LC500のコースアウトによるSC導入があったものの首位で走行を続ける。しかし79周目に19号車レクサスに追突されスピン、その間隙をついた23号車GT-Rが再びトップへ。

画像2: レースはサバイバルへ

予選では中団に埋もれながら決勝ペースに向け調整していたブリヂストンタイヤ勢はジワリジワリとポジションアップ。36号車 au TOM'S LC500と6号車 WAKO'S 4CR LC500の2台のレクサスが気付けば2-3番手まで順位を上げ、GT-Rの牙城を崩すべく虎視眈々と走行。

画像3: レースはサバイバルへ

しかしながら102周目、その36号車レクサスもGT300マシンと激しく接触。左フロント部を大きく損傷し、何とかピットには戻ったもののダメージによりリタイヤを余儀なくされる。そしてその直後のセーフティーカー導入が勝敗を決定付けることになる。

運命のピットタイミング

画像1: 運命のピットタイミング

104周を終えようとホームストレートに差し掛かった24号車リアライズコーポレーションADVAN GT-Rだが、ピットロード入口付近で突然白煙を上げマシンをストップ。ホームストレート上にストップしたとみなされSCが導入される。

画像2: 運命のピットタイミング

そのアクシデントに即座に反応したチームルマンはSCボードが掲示される前の瞬間のタイミングで6号車LC500をピットに迎え入れる。スーパーGTではSC導入中のピット作業はペナルティ対象となるがこれはギリギリセーフ。すでにルーティン作業の準備はできており、まさに奇跡のタイミングで3回目のピットストップ。

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SC解除後、同一周回の他車が全てピットに向かったことで6号車LC500は1分以上の圧倒的なアドバンテージを築きトップに立つことに。そして残すラスト1回のピット作業も危なげなくこなし、あとはゴールするのみ、勝利を手中に収める。

最後はやはりエース対決

画像1: 最後はやはりエース対決

6号車 WAKO'S 4CR LC500の勝利で揺るぎ無いものとなった500マイルレース、最後で観客を湧かせたのは2位争いだった。1号車 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴と23号車 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ、HONDAとNISSANのエース車両が1秒以内のドッグファイト。これは順位を入れ替えるまでに至らず、2度のSCで荒れたレースはレースは時間の規定により177周中の175周で終了した。

画像2: 最後はやはりエース対決

トップチェッカーの6号車 WAKO'S 4CR LC500は第4戦のタイに続く2連勝、この長距離レースではボーナスポイントが付与されシリーズランキングを大きくリードする事に。2位入賞の1号車 RAYBRIG NSX-GTは5位に、そして3位の23号車 MOTUL AUTECH GT-Rは3位へとそれぞれシリーズランキングを大きく上昇させた。

(PHOTO:井上雅行)

スーパーGT選手権 GT500クラス 第5戦決勝結果(ポイント獲得者)

1位 6号車 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太)
2位 1号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)
3位 23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー。クインタレッリ)
4位 37号車 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)
5位 12号車 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)
6位 16号車 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)
7位 8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)
8位 17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン。バゲット)
9位 19号車 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/坪井翔)
10位 64号車 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン/牧野任祐)

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