2019年8月4日、F1第12戦ハンガリーGPがハンガロリンクで開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがまさかの2ストップ戦略を決めて優勝した。ポールポジションからスタートしてレースをほぼコントロールしていたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは惜しくも2位に終わった。ピエール・ガスリーは6位、トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが10位に入り、ポイントを獲得。ダニール・クビアトは15位だった。

フェルスタッペン、終盤に力尽き連勝ならず

ポールポジションから逃げるフェルスタッペン、3番グリッドから2番手に浮上してそれを追ったハミルトン、互いに一歩も引かないふたりの争いはスタートからフィニッシュ間際まで続く、史上稀にみる死闘となった。

レースペースでも、タイヤマネージメントの面でも優位に立っていたのは2番手のハミルトンだった。しかし、1周の距離が短く、抜きどころの少ないハンガロリンクでは、なかなか抜くには至らない。

レースが動いたのは25周目、フェルスタッペンが先にピットに入り、ミディアムタイヤからハードタイヤへとスイッチ。ここからフィニッシュまで1ストップでいく作戦だ。一方のハミルトンは第1スティントを31周まで引き延ばしたが、ハードタイヤへの交換に4秒を費やし、フェルスタッペンとの差が6秒に広がってしまう。

しかし、ここからが王者の底力だった。瞬く間にその差を削り取り、35周目過ぎからはテール・ツー・ノーズへ。39周目には一旦並びかけるところまで持ち込んだハミルトンだったが、ランオフエリアに飛び出して抜くことはできなかった。

するとメルセデス陣営は、48周目を終えたところでハミルトンをピットに入れてミディアムタイヤを履かせる作戦を敢行する。よりフレッシュなタイヤで、レース終盤にフェルスタッペンをかわそうという目論見だ。

ハミルトンがピットアウトした時点で残りは22周、フェルスタッペンとの差は21秒。ここから差を削り取っていくハミルトンと、必死に防戦するフェルスタッペンの緊迫のタイムレースが始まった。

しかし、レースが終盤に向かうにつれ、両車のラップタイムの差は明白に。ついには残り4周となった67周目の1コーナーでハミルトンがフェルスタペンをかわし、そのままチェッカーへと飛び込んだ。

2番手に落ちたフェルスタッペンは、翌周にピットインしてソフトタイヤに交換、ファステストラップを記録して2位でフィニッシュした。

予選から主導権を握り続けていただけにレッドブル・ホンダ陣営にとっては悔しい敗戦となったが、王者ハミルトン&メルセデスと一騎打ちを演じたその速さは本物。後半戦のさらなる大活躍を大いに期待させる前半戦最後のレースとなった。

第13戦ベルギーGPは3週間の夏休みの後、9月1日、スパ-フランコルシャン・サーキットで開催される。

画像: 優勝間近にして2位に終わったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。

優勝間近にして2位に終わったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。

F1第12戦ハンガリーGP決勝 結果

優勝 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 70周
2位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+17.796s
3位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ)+61.433s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+65.250s
5位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+1周
6位 10 P.ガスリー (レッドブル・ホンダ)+1周
7位 7 K.ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ)+1周
8位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG)+1周
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+1周
10位 23 A.アルボン (トロロッソ・ホンダ)+1周

15位 26 D.クビアト(トロロッソ・ホンダ)+2周

2019 F1ドライバーズスタンディング

1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)250
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)188
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)181
4位 S.ヴェッテル(フェラーリ)156
5位 C.ルクレール(フェラーリ)132
6位 P.ガスリー(レッドブル・ホンダ) 63

2019 F1コンストラクターズスタンディング

1位 メルセデスAMG 438
2位 フェラーリ 288
3位 レッドブル・ホンダ 244
4位 マクラーレン・ルノー 82
5位 トロロッソ・ホンダ 43

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