先日、"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会特設サイトでお伝えした、鈴鹿8耐会場の鈴鹿サーキットを舞台にした2輪オークションですが、出品されたモーターサイクルたちのなかで最も高い価格をつけたのは、1980年代初期の耐久レースなどで活躍したホンダの市販レーサー、RS1000でした! さて、気になるそのオネダンは・・・?

日本では珍しいオークション

今回行われた2輪オークションの概要は、"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会特設サイトの過去記事をご参照ください!

アメリカや英欧では盛んな、プレミアム性の高いクラシックやレーシングモデルの公開型2輪オークションですが、日本では今まであまり多くの人には馴染みがないものでした。鈴鹿8耐の決勝前日の7月27日(土)に行われた今回の試みも、決して入札が殺到!! とまではいかなかったようで、リザルトを見ると落札されない出品車が多かったです(※リザルトは下記リンクをご参照ください)。

RS1000についたのは・・・¥9,632,000 !! でした!!!

さて本稿タイトルにあるとおり、今回最高落札額を記録したのは、TT-F1規格が4ストローク1,000ccだったころ企画されたホンダの市販レーサー、RS1000でした。マン島などのTT-F1規格のレースや、鈴鹿8耐などの世界耐久選手権で活躍したRS1000は、ホンダファンならずともロードレースファンは興味津々の1台でしょう。

1979年の鈴鹿8耐で使用されたホンダCB900Fベースの耐久レーサーは、「CB900F改」と呼ばれるなどしていたが、1980年型から正式名称として、「RS1000」が使われることになった。HRCの前身であるRSCからキットパーツ、または、コンプリートとして販売されたRS1000は、ファクトリーとプライベーターの手によって、世界耐久選手権で活躍することとなる。
エンジンは空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ999.36ccと、規定いっぱいにまで排気量を確保。公表された最高出力は130ps以上/9,500rpm、最大トルクは10kgm/7,500rpm(1981年型)となるが、最終的には135ps/11,500rpmまでチューンされていたと言われる。

さて、当時この世に登場したRS1000のひとつである今回の出品車は、ワークスの車体にRSCキットを組み込んだエンジンを搭載する1982年型です。そしてハンマープライスは・・・963万2,000円! 日本の方が買ったのか、海外の方が買ったのか・・・落札者の方のプロフィールも気になっちゃいますね。

今回の鈴鹿8耐会場での2輪オークションのような公開型オークションが日本に定着するには、ひとえに継続的な開催を続けていくしかないでしょう。鈴鹿8耐のイベントのひとつとして、定着していくことを期待したいですね! 今後の発展に注目していきたいと思います。

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