昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は、昭和48年発売の三菱 ギャランGTO 2000GSRだ。

2Lにまで発展したスペシャリティクーペ

三菱 ギャランGTO 2000GSR:昭和48年(1973年)1月発売

画像: ダイナウエッジラインとダックテールにより優れた空力性能を実現。“ヒップアップクーペ”の愛称がついた。

ダイナウエッジラインとダックテールにより優れた空力性能を実現。“ヒップアップクーペ”の愛称がついた。

ギャランGTOは1970年代の三菱を象徴するエポックメイキングなスポーティカーである。流麗なファストバック・スタイルにダックテールを組み合わせ、“ザ・ヒップアップクーペ”のキャッチフレーズで売り出した。そのフラッグシップとなるのは、1.6L DOHCエンジンを積むMRだったが、MRは排出ガス規制を乗り切れず、早々に姿を消してしまった。

このMRと前後して登場したのが、GTO 17Xシリーズだ。MI、MIIの後継モデルとして昭和47年(1972年)3月に登場した17Xは、1686ccの4G35型4気筒SOHCエンジンを搭載する。

シングルキャブ仕様のXIのパワースペックは105ps/15.0kgm、ストロンバーグタイプの2バレルキャブを2連装したXIIは最高出力が115ps/6500rpm、最大トルクが15.2kgm/4500rpmという性能だった。またXIIにはボルグワーナー製のオートマチック仕様も加えられた。

画像: 8連メーターが並ぶスポーティなコクピット。油圧/油温計はセンターコンソールのラジオの上に配されている。

8連メーターが並ぶスポーティなコクピット。油圧/油温計はセンターコンソールのラジオの上に配されている。

17Xシリーズはグリルまわりが変更され、ボンネットには17Xのマークが貼られた。翌1973年1月のマイナーチェンジではアストロンSOHCの2L(115ps)を搭載したSL、SL5、SLオートGS5、GSRを追加。一体式の新フロントグリルを採用した。GTOは、2Lモデルを主役の座に据えた。

かつてのMR以上の衝撃をもって人々に迎えられたのが、オーバーフェンダーで武装したスパルタンモデルの2000GSRだ。2Lを搭載したGTOのフラッグシップとなるモデルである。

4G52型4気筒SOHCアストロンエンジンは、2バレルキャブを2基装着して最高出力は125ps/6200rpmを発揮。5速マニュアルミッションを駆使すれば、最高速度は190km/hに達し、0→400m加速も16.5秒で駆け抜けた。

1975年以降はオーバーフェンダーが非装着となったが、エアダムスカートを装着した。1976年11月にギャランΛ(ラムダ)が登場するまで、第一線で活躍を続けたのだった。

画像: 1.6Lからの発展型が17Xシリーズ。1686ccのサターンエンジンはストロンバーグ・ツインキャブとプレミアムガソリンにより115ps/15.2kgmを発揮した。

1.6Lからの発展型が17Xシリーズ。1686ccのサターンエンジンはストロンバーグ・ツインキャブとプレミアムガソリンにより115ps/15.2kgmを発揮した。

ギャランGTO 2000GSR 主要諸元

●全長×全幅×全高:4125×1655×1315mm
●ホイールベース:2420mm
●重量:1015kg
●エンジン型式・種類:4G52型・直4 SOHC
●排気量:1995cc
●最高出力:125ps/6200rpm
●最大トルク:17.5kgm/4200rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/70HR13
●価格:94万3000円

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