2019年6月29日に行われたF3第3戦オーストリアGPレース1。前戦フランスGPからの連戦となるオーストリアGPは一周が短いサーキットながらもほとんどが直線というレウアウト。DRS無制限となった今年のF3ではオーバーテイク合戦が繰り広げられました。

アームストロングが今シーズン初ポールポジション!

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今シーズン強さを見せるプレマ勢がまずはトップ3を形成。しかしロベルト・シュワルツマン(PREMA RACING)がコース際にマシンをストップ、このタイミングで各車ピットインし、最後のラップに備えます。

各車ピットアウト後ラップを更新している中、最終コーナーでローガン・サージェント(CARLIN BUZZ RACING)がクラッシュし赤旗中断となります。残り4分半でセッションが再開し、マックス・ヒュートレル(ART GRAND PRIX)がトップタイムを記録!しかし0.123秒アームストロングが再度逆転しポールポジションを獲得しました。

アームストロングは今季初ポール。プレマ勢で唯一優勝がないだけにこのポールポジションは重要な結果となりました。2位には土壇場でタイムをだしたヒュートレル、3位にユーリ・ヴィプス(HITECH GRAND PRIX)が食い込みました。

前戦優勝者のジェハン・ダルバラ(PREMA RACING)が4位、シュワルツマンは不運もあり予選10番手となってしまいました。

日本勢は名取鉄平(CARLIN BUZZ RACING)が21位、角田裕毅(JENZER MOTORSPORT)が27番手とタイムをあげることができませんでした。

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予選結果

1.マーカス・アームストロング(PREMA RACING)
2.マックス・ヒュートレル(ART GRAND PRIX)
3.ユーリ・ヴィップス(HITECH GRAND PRIX)
4.ジェハン・ダルバラ(PREMA RACING)
5.ジェイク・ヒューズ(HWA RACELAB)
6.レオナルド・プルチーニ(HITECH GRAND PRIX)
7.ペドロ・ピケ(TRIDENT)
8.セバスチャン・フェルナンデス(CAMPOS RACING)
9.リリム・ゼンデリ(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
10.ロベルト・シュワルツマン(PREMA RACING)
11.ベント・ヴィスコール(HWA RACELAB)
12.リチャード・ベルシュフォー(MP MOTORSPORT)
13.デブリン・デフランチェスコ(TRIDENT)
14.アレクサンダー・プローニ(CAMPOS RACING)
15.リアム・ローソン(MP MOTORSPORT)
16.フェリペ・ドゥルゴビッチ(CARLIN BUZZ RACING)
17.シモ・ラークソネン(MP MOTORSPORT)
18.ニコ・カリ(TRIDENT)
19.名取鉄平(CARLIN BUZZ RACING)アーテム・ペトロフ(JENZER MOTORSPORT)
20.ジョルジョ・カラーラ(JENZER MOTORSPORT)
21.葉一飛(HITECH GRAND PRIX)
22.ローガン・サージェント(CARLIN BUZZ RACING)
23.ファビオ・シェラー(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
24.ラウル・ハイマン(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
25.角田裕毅(JENZER MOTORSPORT)
26.ケイヴァン・アンドレアス(HWA RACELAB)
27.アンドレアス・エストナー(JENZER MOTORSPORT)
28.アレッシオ・デレッタ(CAMPOS RACING)
29.デビット・ベックマン(ART GRAND PRIX)
30.クリスチャン・ルンガー(ART GRAND PRIX)

ヴィップスが完璧なレース運びで今季初優勝!

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スタートを決めたのは2番手スタートのヒュートレル。1コーナーでアームストロングをパスしトップに浮上するも3コーナーでアームストロングが抜き返します。

後方では名取がトラブルでホームストレートでストップ。スタート直後にリタイアという残念な結果となりました。

アームストロングは2位以下に差をつけるもヒュートレルをパスしたヴィップスがアームストロングとの差を詰めていきます。

5周目にヴィップス、ヒュートレルがアームストロングをパス。後方では角田がフランス同様追い上げを見せるも3コーナーでアレクサンダー・プローニ(CAMPOS RACING)に追突してしまい5秒加算のペナルティーが課されてしまいます。

トップ集団はヴィップス、ヒュートレル、アームストロング、ダルバラの4台に絞られましたが、最終的にはヴィップスが後続との差を広げて独走。見事今季初、そして自身初優勝を達成しました。2位にはヒュートレル、3位にアームストロングが入りました。

トップ争いの後ろ、5位争いもペドロ・ピケ(TRIDENT)、シュワルツマン、ジェイク・ヒューズ(HWA RACELAB)による白熱の展開に。見事なリカバリーを見せたシュワルツマンが3台によるバトルを制しています。角田は5秒加算のペナルティで16位でレースを終えました。

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決勝結果

1.ユーリ・ヴィップス(HITECH GRAND PRIX)
2.マックス・ヒュートレル(ART GRAND PRIX)
3.マーカス・アームストロング(PREMA RACING)
4.ジェハン・ダルバラ(PREMA RACING)
5.ロベルト・シュワルツマン(PREMA RACING)
6.ペドロ・ピケ(TRIDENT)
7.ジェイク・ヒューズ(HWA RACELAB)
8.リリム・ゼンデリ(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
9.レオナルド・プルチーニ(HITECH GRAND PRIX)
10.リチャード・ベルシュフォー(MP MOTORSPORT)
11.ニコ・カリ(TRIDENT)
12.フェリペ・ドゥルゴビッチ(CARLIN BUZZ RACING)
13.ベント・ヴィスコール(HWA RACELAB)
14.リアム・ローソン(MP MOTORSPORT)
15.デビット・ベックマン(ART GRAND PRIX)
16.角田裕毅(JENZER MOTORSPORT)
17.デブリン・デフランチェスコ(TRIDENT)
18.シモ・ラークソネン(MP MOTORSPORT)
19.ラウル・ハイマン(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
20.葉一飛(HITECH GRAND PRIX)
21.アレクサンダー・プローニ(CAMPOS RACING)
22.ローガン・サージェント(CARLIN BUZZ RACING)
23.アンドレアス・エストナー(JENZER MOTORSPORT)
24.セバスチャン・フェルナンデス(CAMPOS RACING)
25.アレッシオ・デレッタ(CAMPOS RACING)
26.クリスチャン・ルンガー(ART GRAND PRIX)
27.ケイヴァン・アンドレアス(HWA RACELAB)
28.ジョルジョ・カラーラ(JENZER MOTORSPORT)
DNF ファビオ・シェラー(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
DNF 名取鉄平(CARLIN BUZZ RACING)

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