2000年から始まったマーベルの超大作「X-MEN」シリーズの最終作「X-MEN:ダーク・フェニックス」。宇宙でのミッション中に謎の物質に遭遇したジーン・グレイは、かつてない巨大なパワーを手に入れると同時に、心を闇に支配されてしまう。暴走するジーンは人類すべてを滅亡に導くのか!? 出演はジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ソフィー・ターナーほか。監督・脚本はこれまで同シリーズに4本携わってきたサイモン・キンバーグ。

感動と興奮のクライマックスに迫る!
(レビュワー:映画ライター・相馬学)

〝感情が私を強くする〞とは劇中のジーン・グレイのセリフだが、本作もまたキャラクターの〝感情〞によってドラマの強度がぐっと高まる。「X–MEN」シリーズでもっともエモーショナルなドラマと呼んでも過言ではない。ミュータントの誰もがとまどい、怒り、悲しみ、苦悩する。仲間の信頼を失ってしまったチャールズも、心の喪失感をぬぐえないエリックやビーストも。普段は臆病なナイトクローラーでさえ激怒するのだから、事態がいかに深刻か、うかがい知れるだろう。

画像: 闇に落ちたジーンはすべてを滅ぼそうとする

闇に落ちたジーンはすべてを滅ぼそうとする

ドラマにうねりをあたえるのは、言うまでもなく主人公ジーン・グレイだ。彼女が自身の強大なパワーを制御できなくなったとき、X–MENの仲間たちは、彼女を抹殺すべきか救うべきかで意見を違わせ、分裂してしまう。

画像: ミスティークはジーンを守ろうとするが…

ミスティークはジーンを守ろうとするが…

しかし意見が割れるのも当然だ。X–MENには、〝人間とミュータントが共存する世界をつくる〞という理想があるうえに、そこへジーンに対する愛や憎しみが絡んでくるのだ。つまり、彼らはそれぞれにギリギリの決断を迫られ、そのうえで行動に出る。これがエモーショナルにならないわけがない。

画像: 恐ろしい企みを持つ謎の敵がジーンに接触する

恐ろしい企みを持つ謎の敵がジーンに接触する

宇宙のスペクタクルを筆頭に、X–MEN対ジーンや、チャールズ一派VSエリック一派などのアクションが連打されるが、いずれも感情に裏打ちされているから、とにかく気持ちが揺さぶられる。そう、「X–MEN:ダーク・フェニックス」はシリーズ最高温度のアツい映画でもあるのだ!

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