長い歴史を持つメーカーの多い外車でも、ネオクラシックのカテゴリーは盛り上がっている。ドゥカティではスクランブラーファミリーがその好例。スタイリッシュなデザインと元気な走りで好評なシリーズだ。最新モデルであるカフェレーサーは、低くセットされたハンドルやシングルシート風タンデムシートカバーが付いているのと、サイドカバーのゼッケンなど、往年のレーサーをオマージュしたテイストが入ったシルエットをしているのが特徴。ベースモデルのアイコンとはフロントのタイヤサイズなども異なり、少しハンドリングに落ち着きが増している。高速安定性も良好で、スポーティな走りだけでなく、高速巡航も楽な1台だ。

70年代の良き時代を思わせるワイルドでおしゃれなスポーツ

60年代初頭から70年代にかけて、アメリカを中心に、舗装路をメインに走るがダートにも分け入ることができるバイクが流行ったことがある。

まだ「オフロード革命児」となるモデル、ヤマハのDT1が登場する前の話。

オフロードモデルという、特殊な用途に合わせたバイク様式が確立していなかった時代のことである。

画像: 最高出力:73PS/8250rpm 最大トルク:6.8kg-m/5750rpm 価格:142万5000円

最高出力:73PS/8250rpm
最大トルク:6.8kg-m/5750rpm
価格:142万5000円

当時、各メーカーは多くの場合、今で言う、ふつうのオンロードモデルをベースに、マフラーを不整地で打たないように取り回しを変えてアップにし、ちょっとだけサスペンションのストロークを伸ばして「デュアルパーパスモデル」と称する時期があった。

それを各メーカーは「スクランブラー」と呼んで売り出し、いつしかそれはカテゴリー全体を指す呼称へと変わっていった。

現在では、様々なメーカーがネオクラシックモデルとして、当時のスクランブラーのテイストをスパイスにしたモデルをリリースしている。

そんな現代のスクランブラーたちの中で大ヒットしているのが、ドゥカティのスクランブラーシリーズ。

スリムさを強調したタンク、フレームに、かつてのモデルを思わせるカラーリングを施したバイクたちだ。

バリエーションは豊富だが、ベースとなっているのは最新のエンジン、フレーム、サスをマッチさせ、現代の上質な性能で走りを求めたバイクたち。

そのスリムさやアップライトなハンドルを活かしたストリートモデルとして始まったのだが、進化・熟成されていくに従って、本当にダートも走れるようなモデルや、スポーツイメージを押し出した派生モデルなどが誕生してきた。

ラインアップは400㏄、800㏄と1100㏄の3ファミリー。

画像: 70年代の良き時代を思わせるワイルドでおしゃれなスポーツ

その中で今回取りあげているのは新型になったベーシックモデルにあたる800の「アイコン」。

それに古き良き時代のカスタムテイストを纏った「カフェレーサー」の2機種だ。

SPECIFICATION
[エンジン形式]空冷4ストOHC2バルブL型2気筒
[排気量]803cc
[最高出力]73PS/8250rpm
[最大トルク]6.8kg-m/5750rpm
[車両重量]196kg
[シート高]805mm
[燃料タンク容量]13.5L
[タイヤサイズ 前・後]120/70ZR17・180/55ZR17

THE ORIGIN OF “SCRAMBLER”

画像: SCRAMBLER 1973年

SCRAMBLER 1973年

単気筒の350/450デスモから派生したモデル。

それらからサスストロークを伸ばし、幅広のアップハンドルを取付けていた。

当時のシングルとしては珍しく、回せば回しただけ元気なるようなエンジンで、バリエーションも多かったようだ。

SCRAMBLER ICON

画像: 最高出力:73PS/8250rpm 最大トルク:6.8kg-m/5750rpm 価格:110万5000円 [エンジン形式]空冷4ストOHC2バルブL型2気筒 [排気量]803cc [最高出力]73PS/8250rpm [最大トルク]6.8kg-m/5750rpm [車両重量189kg[シート高]798mm [燃料タンク容量]13.5L [タイヤサイズ 前・後]120/70ZR17・180/55ZR17

最高出力:73PS/8250rpm
最大トルク:6.8kg-m/5750rpm
価格:110万5000円
[エンジン形式]空冷4ストOHC2バルブL型2気筒 [排気量]803cc [最高出力]73PS/8250rpm [最大トルク]6.8kg-m/5750rpm [車両重量189kg[シート高]798mm [燃料タンク容量]13.5L [タイヤサイズ 前・後]120/70ZR17・180/55ZR17

シリーズのベーシックモデルがこのアイコン。

今回の進化で低中回転域からのトルクが増え、街中などで多用するダッシュが従来モデルより力強くなった。

画像: エンジンの仕上げも変わり、ブラック塗装仕上げのシリンダーヘッドを採用している。

エンジンの仕上げも変わり、ブラック塗装仕上げのシリンダーヘッドを採用している。

上級シリーズである1100の爆発的な瞬発力ほど強烈なものではなく、程よい力強さを手に入れている。

多くのライダーが扱いやすいと感じられるものだろう。

画像: 電子制御関連も進化して、新たにコーナリングABSなども標準装備された。

電子制御関連も進化して、新たにコーナリングABSなども標準装備された。

自然な前傾となるライポジに、スリムさを活かした足着きの良さなど、印象としては扱いやすく、元気になった印象だ。

画像: 新たにシフトインジケーターなどの表示機能が追加され、メーターも新しいものとなった。

新たにシフトインジケーターなどの表示機能が追加され、メーターも新しいものとなった。

SCRAMBLER FULL THROTTLE

画像: 130万円

130万円

ダートトラックレースからインスピレーションを受けた、スクランブラーシリーズ中もっともスポーツ指向の強いモデル。

基本的な変更内容はアイコンなどと共通で、LEDヘッドライトやコーナリングABSの採用など、装備面の充実がメイン。カラーも一新された。

SCRAMBLER DESERT SLED

画像: 142万5000円

142万5000円

スクランブラーシリーズの中で一番オフロード指向が強いのがこのデザートスレッド。

ストロークを増やした専用のサスペンションが与えられ、ボディデザインもワイルドなオフローダー調のものとなっている。

今回のモデルチェンジの内容は他のモデルと同様。

公式サイト

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.