今回紹介する映画は、いま多くの映画やTVドラマで人気を集めている俳優のひとり、岡田准一が主演する『ザ・ファブル』だ。作品中に登場する、箱スカのGT-Rにも注目してみたい。(Ⓒ2019「ザ・ファブル」製作委員会)

最強の暗殺者が活躍するノンストップアクション

講談社「ヤングマガジン」に2014年から連載されている南勝久原作の同名人気コミックを、近年アクション作品で存在感を示している岡田准一主演で映画化。主役の暗殺者・ファブルを演じる岡田准一のアクションのキレ味、スピード感は、専門的に特化したアクション俳優と見まがうほど。

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ファブル(寓話)と呼ばれる暗殺者は、闇社会ではその存在が伝説化され、存在自体も訝されていた。危険な仕事を完璧にこなし続けるファブルに、彼を育てたボスは「1年間一般人として普通に暮らすこと。そして誰も殺してはならない」ことを新たな指令として言い渡す。

ボスには絶対服従のファブルは佐藤アキラという偽名で大阪に。ボスと関係がある真黒カンパニーの社長・海老原に世話になりながら相棒のヨウコと兄妹として暮らし始める。

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だが、海老原の弟分・小島が服役から出所。ファブルを追う殺し屋・フード、海老原と確執を持つ砂川らが絡む陰謀が進行。

アキラとしてのバイト先の同僚・ミサキが拉致されたことで、アキラは暗殺者・ファブルとしての顔を初めて人を救うために使うことを決意する。

かくしてファブルはボスの命令に従って“人を殺さずに”ミサキを奪還するという作戦を開始する…。

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映画はコミック的な味つけもしっかり残され、暗殺者として冷酷無比なファブルが、大阪で初めて一般人として生活することで起きる、世間ズレしたどこか滑稽な行動や表情なども、岡田准一が自然にコミカルに見せてくれる。そうした硬軟取り混ぜた演出も本作の見どころのひとつだろう。

本誌読者には原作コミックにも登場し、真黒組の若頭・海老原が大切に倉庫に保管している「箱スカのGT-R」に注目することができるだろう。

1968年から生産された「箱スカ」こと3代目の日産スカイラインに70年に追加された、銀色のハードトップ2000GT-R(KPGC10型)が映画にも登場する。現在の中古車相場は400万~600万円くらい、高いものでは1000万円超え!もあるモデルだ。

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デビュー当時は先代プリンス・スカイライン2000GTーBからのキャッチフレーズ『羊の皮を被った狼』が使われていた。そのエンジン音はまさに咆哮するという形容がピッタリで、劇中でもその音を聞くことができる。

ミサキ奪還作戦ではファブルたちがこの箱スカGT-Rで出陣して行くことになるのだが、欲を言えばこのクルマでのド派手なカーアクションも劇中で見たかったところ。

だが実車を使用しての撮影では、なかなかそれも難しい。外装パーツを替えて見せかけだけ箱スカGT-Rにすることもできただろうが、あえてそれをしなかったのは本物の箱スカGT-Rを使いたい、という製作スタッフの思いがあったのではないだろうか。

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そんなクルマを真黒組の海老原は大事に倉庫に保管している。それは極道という道に生きる男の矜持にも共通する「自分のこだわり」なのだろう。

その海老原を演じるのはNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』で北海道の菓子職人役、世間的にも認知されているTEAM NACSの安田顕。『なつぞら』とは全く違う役どころを楽しんでもらいたい。

とにかく本作品は出演者陣が多種多様。若手からベテランまで癖のある役どころをそれぞれが実に楽しそうに演じている。

出演俳優たちが楽しそうに演じていることで、その作品には自然と熱量が生まれていくもの。それは映画を観ると感じることができるだろう。(文:永田よしのり https://ameblo.jp/blues-yoshi

6月21日公開 
上映時間:123分
監督:江口カン
出演:岡田准一、木村文乃、山本美月、佐藤浩一、安田顕ほか
配給:松竹

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