プレミアム・ミッドサイズ ステーションワゴンのボルボV60のクロスオーバーモデル「V60クロスカントリー」がモデルチェンジを実施。オンロード中心の試乗だったが、その実力の一端を垣間見ることができた。

路面の入力を優しく包み込み、オン/オフの道を問わず快適

2年連続して日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しているボルボの勢いが止まらない。V60を2018年9月に刷新し、翌19年の4月にはV60クロスカントリーをラインアップしてきた。

画像: 最低地上高は210mmとしたほか、大径タイヤを収めるフェンダーエクステンションが見た目の躍動感を演出している。

最低地上高は210mmとしたほか、大径タイヤを収めるフェンダーエクステンションが見た目の躍動感を演出している。

V60をベースに最低地上高を65mm上げて、荒れ地などの走破力を高めながらも、車高はタワーパーキングに入る1505mmに抑えていることから、SUVとワゴンの魅力を両立している。

ワゴンとしては大ぶりなサイズだが、兄貴分のV90クロスカントリーより前後長を短くし、最小回転半径を5.7mとして扱いやすさにこだわっている。

画像: 全長は4.7m近く、全幅も1.9m近くと大柄だが、思ったより小回りも効き市街地でも扱いやすい。

全長は4.7m近く、全幅も1.9m近くと大柄だが、思ったより小回りも効き市街地でも扱いやすい。

それでいながら足回りはV90の油圧仕様を採用し、ナックルアームなどの専用設計部品と組み合わせて、オン/オフ両方の走りに対応する。

見た目では使い勝手の良い、四角いボルボ・エステートを再現しつつも、中身はV90譲りの上質さも兼ね備えている。

画像: T5系は254ps/350Nmを発生する2Lの直4直噴ターボエンジンに8速ATを組み合わせる。

T5系は254ps/350Nmを発生する2Lの直4直噴ターボエンジンに8速ATを組み合わせる。

実際に乗ってみると、低めの全高による遠慮のいらない走りが魅力だ。オフロードに踏み込むときの不安は皆無で、オフロード専用モデルのようなゴツゴツした印象やボディが大きく動くこともなく、路面からの入力を優しく包み込む。

画像: カーナビの操作やメディアの選択、エアコン設定などの各種操作を行える「センサス」を搭載している。

カーナビの操作やメディアの選択、エアコン設定などの各種操作を行える「センサス」を搭載している。

街乗りでの乗り味も路面からの入力自体をスムーズに抑え込み、背の低いV60よりカドも丸くて快適だ。車高が高いのに前後左右の動きが抑えられ、オンロードでの走りもいい。

ボディがフラット感を保ち、ステアリングを大きく切り込んでもノーズの動きが素直だ。大きいワゴンボディとは思えぬ正確な走りは、背の高いSUVではなかなか真似できない。

画像: 写真の「プロ」グレードは、パーフォレーテッド ファインナッパレザーのシートが標準装備。

写真の「プロ」グレードは、パーフォレーテッド ファインナッパレザーのシートが標準装備。

機械式オンデマンド4WDによって駆動力が落ち着いているせいもあり、姿勢の乱れも少なく、ボルボ随一の快適性と幅広い走りの性能を持ち合わせていると言っていい。

背の高さに苦労しているSUVユーザーだけでなく、広さと使い勝手の良さ、走りへの期待を含めてすべてに妥協したくない人にはうってつけ。ボルボの勢いを肌で感じる、全方位カバーの納得の1台だ。(文:瀬在仁志/写真:永元秀和)

画像: 路面の入力を優しく包み込み、オン/オフの道を問わず快適

V60 クロスカントリー T5 AWD プロ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4785×1895×1505mm
●ホイールベース:2875mm
●重量:1830kg
●エンジン型式・種類:B420型・直4 DOHCターボ
●排気量:1968cc
●最高出力:187kW[254ps]/5500rpm
●最大トルク:350Nm[35.7kgm]/1500-4800rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:235/45R19
●価格(税込み):649万円

画像: ボルボV60クロスカントリーについては、ホリデーオート2019年6月号でも紹介しています。

ボルボV60クロスカントリーについては、ホリデーオート2019年6月号でも紹介しています。

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