いよいよ「令和」の時代が始まったが、「平成」の時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを、図鑑風に紹介しておこう。今回はレクサスのスポーツセダン、IS Fだ。(ホリデーオート2019年4月号より)

大排気量エンジン+空力チューンで武装した、レクサス初の本格スポーツセダン

「レクサス IS F(USE20型:2007年12月発売)」

画像: V8エンジン搭載のためボンネットは標準車より盛り上がっている。

V8エンジン搭載のためボンネットは標準車より盛り上がっている。

レクサス ブランド初の本格スポーツセダンとして2007年に登場したのが、IS Fだ。富士スピードウェイと開発拠点の東富士研究所に由来する「F」の名を初めて冠したモデルでもある。

エンジンは筒内直噴とポート噴射を組み合わせ、電動連続可変バルブタイミング機構を備えた5LのV8 自然給気DOHCで、トヨタとヤマハが共同で開発した。

画像: 5LのV8エンジンはLSなどに搭載されていた2UR-FSE型をベースに、IS F向けの専用チューニングが施された。

5LのV8エンジンはLSなどに搭載されていた2UR-FSE型をベースに、IS F向けの専用チューニングが施された。

この巨大なエンジンを搭載するためにフロントオーバーハングは延長され、標準車より盛り上がったボンネットフードが採用されている。

組み合わされるトランスミッションは2~8速でエンジンと直結状態にできる、当時世界最速の変速スピードと謳われた8速AT「8スピード SPDS」を採用した。

さらに、ブレンボ社と共同開発したフロント6ポット/リア2ポットのモノブロックキャリパーに大径ドリルドローターを組み合わせたブレーキ、ブレーキの冷却性を考慮して回転方向に指定がある専用19インチ鍛造アルミホイール(BBS社と共同開発)が装備された。

画像: インテリアの基本デザインは標準車と同じだが、速度計は300km/hスケール、ステアリングやシートはIS Fの専用品だ。

インテリアの基本デザインは標準車と同じだが、速度計は300km/hスケール、ステアリングやシートはIS Fの専用品だ。

インテリアでは、300km/hスケールの速度計、サポート性を高めた専用シート、専用ステアリングなどが与えられている。

2009年7月に発表された2010年モデルからは、IS F用に開発された5ピニオン式トルセンLSDが標準装備化されている。

画像: フロントフェンダーは大きく膨らみ、前輪後方にはスリットが入る。マフラーは大迫力の4本出しとなっている。

フロントフェンダーは大きく膨らみ、前輪後方にはスリットが入る。マフラーは大迫力の4本出しとなっている。

IS F(2007年)主要諸元

●全長×全幅×全高:4660×1815×1415mm
●ホイールベース:2730mm
●重量:1690kg
●エンジン型式・種類:2UR-GSE型・V8 DOHC
●排気量:4968cc
●最高出力:423ps/6600rpm
●最大トルク:51.5kgm/5200rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:前225/40R19、後255/35R19
●価格:766万円

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.