『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題)© cine tamaris 2018
2019年3月29日に亡くなった、フランス映画界を代表する女性監督アニエス・ヴァルダの遺作『ヴァルダ・バイ・アニエス』(原題)が、2019年12月よりシアター・イメージフォーラム他で全国順次公開されることが決定した。

日本では正式劇場公開されていない 2 作も同時公開

“ヌーヴェル・ヴァーグの祖母”と呼ばれ、独創的な映像・ドキュメンタリー作家として数々の作品を手掛けてきた映画監督のアニエス・ヴァルダ。

2015年には、オリヴェイラ、イーストウッドらに続き史上6人目となるカンヌ国際映画祭名誉パルム・ドールを受賞。『顔たち、ところどころ』(2017)ではアーティストのJRと共同で監督を務め、第70回カンヌ国際映画祭ルイユ・ドール(最優秀ドキュメンタリー賞)を受賞した。

2月のベルリン国際映画祭で本作が特別上映された際は、ヴァルダ監督本人も登壇、90歳にしてますます創作意欲の衰えぬ、元気な姿を観客の前に見せたばかり。その直後の訃報に世界が悲しみにくれ、マーティン・スコセッシ、マドンナ、アンジェリーナ・ジョリー、ギルレモ・デル・トロ、パティ・スミスなど、世界中の映画人、アーティストがこぞって追悼の意を表した。

本作は、彼女の半世紀以上に渡る創作活動、長編劇映画デビュー作『ラ・ポワント・クールト』から、世界中の映画賞を席捲し、昨秋日本でも公開され話題となった『顔たち、ところどころ』までを彼女自身が情熱とユーモア溢れる口調で語りつくしながら、貴重な映像とともに綴る集大成的セルフ・ポートレイト。ヴァルダのフィルモグラフィーに触れたことのない観客をも魅了する、愛すべき一人の女性の人生の物語だ。

今回の公開に際しては、その撮影風景が第72回カンヌ国際映画祭のメインビジュアルにも使用され話題となっている、ヌーヴェルヴァーグ誕生を予見した、と言われる前述のデビュー作『ラ・ポワント・クールト』(1955)、自身が事務所兼住居を構えるパリ14区の通りを点描したドキュメンタリーの代表作の一本『ダゲール街の人々』(1975)という、日本においては正式劇場公開されていない2作も同時公開される。

画像: 『ラ・ポワント・クールト』 © Agnes VARDA

『ラ・ポワント・クールト』 © Agnes VARDA

画像: 『ダゲール街の人々』 © cine tamaris

『ダゲール街の人々』 © cine tamaris

ヴァルダ・バイ・アニエス(原題)
2019年12月、シアター・イメージフォーラム 他 全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
© cine tamaris 2018

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