いよいよ「令和」の時代が始まったが、「平成」の時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを、図鑑風に紹介しておこう。今回は、ホンダ久々のFRスポーツカー、S2000だ。

S800以来、29年ぶりホンダのFRモデル。豪快なエンジンと機敏な走りが最高!

「ホンダ S2000(AP1型:1999年4月)」

画像: オープンということで剛性の心配があるが、「ハイXボーンフレーム」の採用で、クローズド以上の剛性を確保した。

オープンということで剛性の心配があるが、「ハイXボーンフレーム」の採用で、クローズド以上の剛性を確保した。

ホンダが新世代リアルオープンスポーツカーとして発売したのが、S2000だ。ホンダファン待望のFR2シータースポーツは、1970年まで販売されたホンダS800以来のものだ。

パワートレーンは2Lの直4DOHC VTECのF20C型で、1Lあたり125psというレーシングエンジン並みの性能を発生する。

画像: ホンダ得意のVTECを2L 直4DOHCエンジンに採用。許容回転数は9000rpm。爽快感はホンダの面目躍如だ。

ホンダ得意のVTECを2L 直4DOHCエンジンに採用。許容回転数は9000rpm。爽快感はホンダの面目躍如だ。

オープンボディではあるが、クローズドボディ同等以上の剛性を確保したのもポイントだ。構造としてはフロアトンネルをメインフレームの一部として活用し、フロアトンネルを前後のサイドメンバーと同じ高さで水平につなぐ「ハイXボーンフレーム」を採用した。

これでサイドメンバー、フロアトンネル、サイドシル、フロアフレームまでつながる「三つ又分担構造」を形成。高剛性と衝突安全性の確保を両立した。

サスペンションはインホイール型ダブルウイッシュボーンを採用し、これもレーシングカーを彷彿とさせる。リアデフにはトルセンLSDを装備し、トラクションを確保している。

画像: タイトなコクピットはまさにスポーツカー。スピードメーター、タコメーターはデジタル表示。視認性は良い。

タイトなコクピットはまさにスポーツカー。スピードメーター、タコメーターはデジタル表示。視認性は良い。

01年、03年のマイナーチェンジを経て、05年にはエンジン排気量を2Lから2.2Lに拡大(車名はS2000のままだが)した。

さらにスロットル制御にDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用、ギアレシオをローギアードとし加速性能の向上を図るなどの改良が行われた。

画像: S2000は2009年に生産が終了され、ホンダ車のラインアップから再びFR車が消えた。

S2000は2009年に生産が終了され、ホンダ車のラインアップから再びFR車が消えた。

S2000(1999年)主要諸元

●全長×全幅×全高:4135×1750×1285mm
●ホイールベース:2400mm
●重量:1240kg
●エンジン型式・種類:F20C型・直4 DOHC
●排気量:1997cc
●最高出力:250ps/8300rpm
●最大トルク:22.2kgm/7500rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:前205/55R16、後225/50R16
●価格:338万円

画像: 平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。

平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。

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