新しい元号が「令和」に決まり、いよいよ平成が終わろうとしているが、この時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを、図鑑風に紹介していこう。今回は、ランエボの永遠のライバル、スバルのインプレッサWRX STiだ。

WRXの潜在能力の高さにSTIのノウハウを加え、限定車から通常ラインアップに

「スバル・インプレッサWRX STi(GC8型:1994年1月発売)」

画像: 大型リアスポイラーや丸型フォグランプ内蔵フロントバンパースポイラーで、精悍な雰囲気に。

大型リアスポイラーや丸型フォグランプ内蔵フロントバンパースポイラーで、精悍な雰囲気に。

1992年に登場したスバルのインプレッサは、もっともスポーティなバージョンにWRXの称号が与えられ、WRC制覇を視野に入れたクルマだった。

画像: EJ20型エンジンは250psと31.5kgmを発生したが、低速トルクの弱さを指摘する声もあった。

EJ20型エンジンは250psと31.5kgmを発生したが、低速トルクの弱さを指摘する声もあった。

一定の活躍の後、富士重工業(当時)のモータースポーツ専門会社「スバルテクニカインターナショナル(STI)」が94年にWRXをベースとした改造車として「WRX-STi」を発売する。

専用ECUでレブリミットを向上し、それに合わせて鍛造ピストン&ピストンピンなどでエンジン内部も強化。STi/フジツボ製の大径マフラーなどで出力とトルクを向上させた。

画像: ステアリングはSTiカラードステッチ&カーボンタイプリング付きのナルディ。シフトノブもカラードステッチ革巻き。

ステアリングはSTiカラードステッチ&カーボンタイプリング付きのナルディ。シフトノブもカラードステッチ革巻き。

エクステリアにも、大型リアスポイラーなどが採用され、“ちょい地味”なインプレッサに押し出しの強さを与えた。同車が人気となったことで、STiバージョンは、STIによる改造車から通常モデル化されていく。

画像: フロントシートはSTiのロゴが刺繍されたヘッドレスト一体型。シート地はエクセーヌ。

フロントシートはSTiのロゴが刺繍されたヘッドレスト一体型。シート地はエクセーヌ。

95年のバージョンIIでは、センターデフのロック率を変更できるDCCDが装着され操縦性をアップ。STiバージョンは大幅改良を果たしたバージョンⅤを含め、99年のバージョンⅥまで進化していく。
(※ここで紹介している写真は、22B以外はバージョンIのものです。)

画像: 1998年に発売された、22B STiバージョン。WRC参戦の記念的なモデルで、ワールドラリーカー97の外観を忠実に再現している。

1998年に発売された、22B STiバージョン。WRC参戦の記念的なモデルで、ワールドラリーカー97の外観を忠実に再現している。

インプレッサWRX STi バージョンI(1994年)主要諸元

●全長×全幅×全高:4340×1690×1405mm
●ホイールベース:2520mm
●重量:1220kg
●エンジン型式・種類:EJ20型・水平対向4 DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:250ps/6500rpm
●最大トルク:31.5kgm/3500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:205/55R15
●価格:277万8000円

画像: 平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも 紹介しています。

平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも
紹介しています。

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