新しい元号が「令和」に決まり、いよいよ平成が終わろうとしているが、この時代に誕生した記憶にとどめておきたいスポーツカーたちを、図鑑風に紹介していこう。今回は、日本初のスーパーカー、ホンダ NSXだ。

日本の技術力の高さを世界に発信したジャパニーズ・スーパーカー

「ホンダ NSX(NA1型:1990年9月発売)

画像: トランクスペースを備えたロングテールのミッドシップスポーツという独特のスタイリング

トランクスペースを備えたロングテールのミッドシップスポーツという独特のスタイリング

日本初のスーパーカー、ホンダ NSXは量産車として世界初のオールアルミモノコックボディや3.0Lの90度V6 VTECエンジンなど、すべてが特別製だった。エンジンをミッドシップに搭載し、前42:後58というMRの理想的な重量配分を実現している。

画像: ペントルーフ型燃焼室を持つC30A型DOHC VTEC。97年のタイプS追加と同時に3.2Lが追加されミッションも6速MTになった。

ペントルーフ型燃焼室を持つC30A型DOHC VTEC。97年のタイプS追加と同時に3.2Lが追加されミッションも6速MTになった。

サスペンションはほとんどの部品をアルミ化して軽量化を図ったインホイール型ダブルウイッシュボーンで、新たにグリップ制御を加えたトラクションコントロールや4チャンネルデジタル制御のALBを組み合わせて、超絶の走行性能を実現した。ミッドシップ車としては異例の大容量のトランクを確保したこともエポックだった。

画像: 運転席と助手席をインストルメントパネルに続く大型コンソールで分割した1by1ダブルサラウンドコクピットを採用。

運転席と助手席をインストルメントパネルに続く大型コンソールで分割した1by1ダブルサラウンドコクピットを採用。

また「NSXは高性能、高品質の条件を充たすため少量生産の専用工場を建設。クラフトマンシップをフルに生かす生産システムで、1日25台の規模で生み出される」という点も特別で、オーナーの心をくすぐった。

97年に3.2Lエンジンを追加。01年のビッグマイナーチェンジで固定式ディスチャージヘッドライトを採用したほか、タイヤサイズを前215/40・後255/40にアップしてコーナリング性能を向上させている。

画像: 2002年に復活したタイプRは精密な重量バランス取りでレスポンスを高めたスペシャルエンジンを積む。

2002年に復活したタイプRは精密な重量バランス取りでレスポンスを高めたスペシャルエンジンを積む。

NSX(1990年)主要諸元

●全長×全幅×全高:4430×1810×1170mm
●ホイールベース:2530mm
●重量:1350kg
●エンジン型式・種類:C30A型・V6 DOHC
●排気量:2977cc
●最高出力:280ps/7300rpm
●最大トルク:30.0kgm/5400rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:前205/50ZR15、後225/50ZR16
●価格:800万3000円

画像: 平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。

平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。

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