モーターマガジン社のアーカイブから、ちょっと懐かしく珍しいクルマを紹介する連載企画。今回は、オペル・オメガをロータスがチューンしたスーパーサルーン、ロータス オメガだ。

ロータスが手がけた究極的サルーン、ロータス オメガ

画像: ボディカラーがダークグリーン・メタリックのみ。リアスポイラーはウイングタイプだが可変式ではない。

ボディカラーがダークグリーン・メタリックのみ。リアスポイラーはウイングタイプだが可変式ではない。

1987年に発表されたオペルのEセグメント・セダン、オメガ(初代)。2年後の89年のジュネーブ・モーターショーで、そのオメガをロータスがチューニングしたスーパーサルーン「ロータス オメガ」が発表された。

当時、オペルとロータスは同じGM傘下にあり、オペルの地味なイメージを刷新するために、このクルマが生まれたと言われている。

画像: 水空冷インタークーラーとツインターボを装着した直6 3.6LのDOHC24バルブは377ps/56.8kgmを発生。

水空冷インタークーラーとツインターボを装着した直6 3.6LのDOHC24バルブは377ps/56.8kgmを発生。

ベースは3Lの直6SOHCを搭載したオメガ3000。もともと空力特性の良いボディだが、前後のバンパースポイラー、ワイドに張り出したフェンダー、それをつなぐサイドステップ、そして大型のウイング式リアスポイラーなどで、おとなしいオメガのスタイリングを迫力あるものにイメージチェンジしている。

画像: LOTUSのロゴ入り本革ステアリング以外は、ノーマルのオメガと大きく変わらないインテリア。

LOTUSのロゴ入り本革ステアリング以外は、ノーマルのオメガと大きく変わらないインテリア。

エンジンは3.6Lにキャパシティアップし、ヘッドは4バルブDOHC化され、さらにツインターボと水空冷併用のインタークーラーを装着。パワースペックは377psと56.8kgmを発生した。組み合わされるミッションは、6速MTのみ。

約2000rpmから40kgm以上のトルクを発生するエンジンは低回転域から扱いやすく、その気になれば驚異的な加速度とともに高回転域まで吹け上がっていく。
ロータスによると、最高速は283km/h、0-100km/h加速は5.4秒とアナウンスされていた。

画像: シートはコノリーレザー製だが、アジャストはマニュアル。後席のスペースはノーマルと同様に広い。

シートはコノリーレザー製だが、アジャストはマニュアル。後席のスペースはノーマルと同様に広い。

コノリーレザー製のキャビンは優雅な雰囲気で機能的だが、スピードメーターは300km/hスケールに拡大されていた。

ロータスがチューンした足回りはワイドなタイヤでも乗り心地を悪化させず、しかもコーナリングは極めて自然。そしてAP製のブレーキの効きは抜群で、絶対的な信頼感が持てた。これぞ、一点の曇りもない究極的な高性能サルーンと評することができた1台だった。

画像: ただならぬ迫力を感じさせる佇まい。フロントフェンダー後ろにはロータスのエンブレムが付けられる。

ただならぬ迫力を感じさせる佇まい。フロントフェンダー後ろにはロータスのエンブレムが付けられる。

オペル・ロータス オメガ(1991年) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4768×1812×1435mm
●ホイールベース:2730mm
●重量:1690kg
●エンジン種類:直6 DOHCツインターボ
●排気量:3638cc
●最高出力:377ps/5200rpm
●最大トルク:56.8kgm/4200rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:前235/45ZR17、後265/40ZR17

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