何度かの冬季テストを終えて、ついにMotoGP開幕戦・カタールGPが始まりました。カタールは、ご存じのとおりナイトレースですから、金曜からのフリー走行、公式予選もナイトセッションで行なわれます。砂漠の気候、しかもこの時期は夜間には温度も下がって湿度も高く、そろそろ「開催時間変えようよ~」って声がライダーや関係者から出始めていますね。今年の開催時刻変更は見送られたみたいですが、来年あたりからひょっとして……って感じの開幕です。

その開幕戦、金曜に行なわれるFP1(=フリープラクティス)から波乱がありました。冬季テストで、ここまで上位に名前が出てくることはなかったバレンティーノ・ロッシ(モンスターヤマハ)がなんとなんとのトップタイム! ホルヘ・ロレンソとマルク・マルケスというレプソルホンダのふたりが続いて、以下アンドレア・ドビツィオーゾ&ダニロ・ペトルッチのミッションウィナウドゥカティ、6番手にマーベリック・ビニャーレス(モンスターヤマハ)が続きました。トップ3の顔ぶれ、まるで5年前!って感じです。

画像: 冬季テストの好調っぷりを開幕戦に持ち込んだビニャーレス おととしの快進撃の再現か!

冬季テストの好調っぷりを開幕戦に持ち込んだビニャーレス おととしの快進撃の再現か!

FP2にはマルケスがトップに浮上して、ビニャーレスを2番手にはさんでジャック・ミラー(プラマックドゥカティ)が3番手。FP1でトップだったロッシは、なんと17番手までドロップします。スゴいな、この高低差。トップ3は、26歳、24歳、24歳と一気に若返りました。
土曜のFP3では波乱続出。マルケスがトップタイムをキープすると、2番手にMotoGPルーキーのフランチェスコ・バニャイア(プラマックドゥカティ)、3番手にはなんとレッドブルKTMのポル・エスパルガロ! そして乱高下激しいロッシが17番手から4番手に再浮上すると、5番手にわれらが中上貴晶(LCRホンダIDEMITSU)参上! FP4ではペトルッチとドビツィオーゾのドゥカティが1-2を占めて3番手にビニャーレス。この総合結果で、なんとカル・クラッチウロウ(LCRホンダCASTROL)、タカ中上、そしてなんとロッシもロレンソもQ2進出を逃してしまいます。
この日はとにかく風が強く、ほとんどのライダーは金曜のタイムを上回ることがありませんでしたね。そのため、本来ならばFP3までの総合順位で決まるQ2への進出が、金曜の順位ほぼそのままとなったみたいでした。

画像: マルケスはピットで左肩をちょっとさすってるしぐさが見られました まだ痛いのかな…

マルケスはピットで左肩をちょっとさすってるしぐさが見られました まだ痛いのかな…

そのQ1では、クラッチロウがトップタイムキープする中、2番手にいたロレンソが終盤に転倒! かわってQ1の2番手に浮上してきたのはタカで、クラッチロウにわずかに及ばないまでも、2番手でQ2進出を果たしました。タカはロレンソ、ロッシというビッグネームをうち破ってのQ2ですからね、これは価値がある! Q2進出は自己ベストタイ。ちなみに去年の開幕戦はMotoGPデビュー戦で、予選23番手/決勝17位でした。
Q2進出を逃したそのロレンソはFP3でも転倒していましたね。まだペースを上げていなそうに見えたタイミングでハイサイドを食らっていましたが、しばらく起き上がらなかったほど痛そうだった……。さらにQ1の終盤でも転倒。これは、負傷の影響でシーズンオフテストが1回分少ないのも影響しているでしょうね。ロレンソにしてみれば、ここカタールで3日間テストしただけですぐ開幕なんだもの、全力プッシュも、まだほとんどやっていないんじゃないでしょうか。ロレンソが転んだ2コーナーは、進入でスパッとフロントが切れて転ぶことが多いコーナーですが、ロレンソのこの時は旋回中にフロントがスーッと切れての転倒でした。
Q2進出を逃したロッシの調子も気になります。FP1でトップ、FP2で17番手、それからFP3で4番手に浮上したかと思ったら、FP4で18番手。Q1でも4番手に終わってQ2進出を逃してしまいました。これでロッシは5列目14番手、ロレンソはその隣の15番手からのスタートとなります。

画像: いよいよ本領を見せ始めたドビツィオーゾ。開幕戦ウィナー最有力!

いよいよ本領を見せ始めたドビツィオーゾ。開幕戦ウィナー最有力!

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