来る2019年5月1日に、平成という元号が新元号に改められることになりました。そこで平成の約30年間に渡る映画界の流れや動向を10年ごとに区切って、その時期の本誌を紐解きながら振り返ってみます。第3回となる今回は平成21年(2009年)〜平成30年(2018)です。あなたはその頃、何をしていましたか?

第1、2回はコチラから!

「ハリポタ」シリーズに続いて大ヒットしたのは…?

自民党から民主党へ政権交代となった平成21年。日本はこのあたりから人口減少社会となり、さらに多くの日本人の心を痛めた、東日本大震災も平成23年に発生。外国映画の公開数や来日スターの数も一時期かなり落ち込んだが、同時に日本を応援する海外セレブも数多くいることがわかり、ファンの気持ちを温かくした。

この平成23年、一時代を築いた「ハリー・ポッター」シリーズが終了。これに続くマネーメーキング・ムービーが待望されたが、そこに現われたのがマーベルのアメコミ映画群だ。「アイアンマン」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」など単発作品で知名度を上げ、そうしたヒーロー大集合の「アベンジャーズ」が2012年(平成24年)に大ヒット。アメコミ・ファン層を広げ、現在に至るまでその世界観をさらに拡充させている。その後、2012年にディズニーがルーカス・フィルムを買収したことで、「スター・ウォーズ」シリーズの復活が決定。ここから2015年(平成27年)に「フォースの覚醒」が公開されるまでSWフィーバーが起きた。本シリーズのフランチャイズ化はますます広がりを見せている。

特筆すべきヒットとなったのは、2014年(平成26年)のディズニー・アニメーション「アナと雪の女王」で、日本公開洋画歴代3位となる約255億円を稼ぎ出した。本作の“Let It Go”がこのヒットを導いたように、「レ・ミゼラブル」(平成24年公開)、グレイテスト・ショーマンボヘミアン・ラプソディ(共に平成30年)など“心に残る歌”がヒットを生む時代が来ているようだ。

それでは一年ずつ紹介していこう。

平成21年(2009)

画像: マイケル・ジャクソン急死により公開されたコンサートリハーサル・ドキュメンタリー「THIS IS IT」が緊急公開され、大ヒットを記録(2009年12月号)

マイケル・ジャクソン急死により公開されたコンサートリハーサル・ドキュメンタリー「THIS IS IT」が緊急公開され、大ヒットを記録(2009年12月号)

1. ヒット作・話題作:
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」「シックスセンス」「マトリックス」「恋におちたシェイクスピア」など
 
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー
 
3. 死去:
ファラー・フォーセット、パトリック・スウェイズ
 
4. 主な出来事:
オバマ米大統領就任、民主党大勝で自民党が第二党に
 
5. 流行:
こども店長、草食男子

平成22年(2010)

画像: 「アバター」の大ヒットから3D映画ブーム到来。3Dで撮影されなかった過去作品も3D版で公開されるほど業界の“売り言葉”になった。(2010年11月号)

「アバター」の大ヒットから3D映画ブーム到来。3Dで撮影されなかった過去作品も3D版で公開されるほど業界の“売り言葉”になった。(2010年11月号)

1. ヒット作・話題作:
「アリス・イン・ザ・ワンダーランド」「インセプション」「シャーロック・ホームズ」「トイ・ストーリー3」など
 
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー
 
3. 死去:
デニス・ホッパー、トニー・カーティス
 
4. 主な出来事:
小惑星探査機『はやぶさ』帰還、APEC横浜で開催
 
5. 流行:
『もしドラ』ベストセラー、大河ドラマ「龍馬伝」

平成23年(2011)

画像: 東日本大震災でセレブからお見舞いのコメントが続々。本誌巻頭で被災者へのお見舞いを述べると共にそれらの動きを報じた。(2011年6月号)

東日本大震災でセレブからお見舞いのコメントが続々。本誌巻頭で被災者へのお見舞いを述べると共にそれらの動きを報じた。(2011年6月号)

1. ヒット作・話題作:
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」「英国王のスピーチ」「ブラック・スワン」「塔の上のラプンツェル」など
 
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、ナタリー・ポートマン
 
3. 死去:
エリザベス・テイラー、ピーター・フォーク
 
4. 主な出来事:
東北地方太平洋沖大地震、地上波アナログ放送終了
 
5. 流行:
なでしこジャパン、『がんばろう日本』

平成24年(2012)

画像: 「アベンジャーズ」第1作が公開されアメコミ映画ファンの拡大に一役買った。キャッチコピーの“日本よ、これが映画だ!”も話題に。(2012年9月号)

「アベンジャーズ」第1作が公開されアメコミ映画ファンの拡大に一役買った。キャッチコピーの“日本よ、これが映画だ!”も話題に。(2012年9月号)

1. ヒット作・話題作:
「レ・ミゼラブル」「アベンジャーズ」「アメイジング・スパイダーマン」「アーティスト」など
 
2. 読者選出ベスト男女:
ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ
 
3. 死去:
トニー・スコット、シルビア・クリステル
 
4. 主な出来事:
東京スカイツリー開業、自民党が第一党に返り咲き
 
5. 流行:
iPS細胞、終活、LINE

平成15年(2003)

画像: TV「SHERLOCK/シャーロック」で英国俳優ベネディクト・カンバーバッチが大ブレーク。来日も果たし、人気ナンバーワン男優に躍り出た。(2013年4月号)

TV「SHERLOCK/シャーロック」で英国俳優ベネディクト・カンバーバッチが大ブレーク。来日も果たし、人気ナンバーワン男優に躍り出た。(2013年4月号)

1. ヒット作・話題作:
「ゼロ・グラビティ」「テッド」「スタートレック イントゥ・ダークネス」「モンスターズ・ユニバーシティ」など
 
2. 読者選出ベスト男女:
ベネディクト・カンバーバッチ、クロエ・グレース・モレッツ
 
3. 死去:
ポール・ウォーカー、ピーター・オトゥール
 
4. 主な出来事:
富士山が世界文化遺産に登録、東京オリンピック開催決定
 
5. 流行:
アベノミクス、倍返し、『じぇじぇじぇ』

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