イギリス バーミンガムに拠点を置く、ブリティッシュ カスタムオートバイメーカー「MUTT MOTORCYCLES(マット モーターサイクル)」が2019年より日本でも発売を開始。2019年1月23日、原宿のLOTUS 東京 原宿ショールームにてメディア向け発表イベントが行われ、英国本社からカスタムビルダー兼役員のベニー・トーマス氏と役員のウィル・リッグ氏が参加。プロダクトやブランドアイデンティティ、今後の販売戦略などが発表された。

最高にクールな小排気量のレトロスタイルバイクを扱う国内13ディーラーが発表

英国バーミンガムをルーツに持つブリティッシュ カスタムオートバイメーカー「MUTT MOTORCYCLES(マット モーターサイクル)」。MUTTとはMongrel Dog=雑種犬を意味し、ブランド第一号のバイクが複数のバイクの部品を寄せ集めて製造されたことに由来するという。

小排気量車にフォーカスし、本物のカスタムバイクを低価格かつ初心者にも優しい(扱いやすい)バイクとして提供することにこだわる、英国らしいカスタムバイクブランドだ。

現代のモーターサイクル市場の中心にあるのはストリートカスタムバイク人気であり、単なる移動の手段ではなくライフスタイルの一環として受け止められるべきカルチャーだ。それはデビッド・ベッカム、トム・ハーディ、ブラッド・ピットなどのセレブが発信源となって大きな潮流を作りつつある。

ただ、その潮流に乗るには、絶版車や旧車を手に入れなければならず、さらにそれらのバイクをカスタムする費用や維持費など、それなりのコストを強いられるものだった。

こうした新しいモーターサイクルシーンに対して、MUTTでは小排気量車をベースとしたカスタムバイクを提供する、というソリューションを事業としている。「二輪の世界に入るのに最も簡単な方法は小排気量車から始めること」とウィル・リッグ氏は説明した。

長年ハイエンドのヴィンテージ・カスタムバイク製造に携わってきた著名カスタムビルダーであるベニー・トーマス氏は、小排気量のレトロスタイルバイクが存在しないことに長年不満を持っていたという。免許の取得が容易であり、ランニングコストも安い。ならば、手に入りにくく高価な絶版車や旧車、もしくはそれらの大型車ではなく、エントリーモデルと言えるような小排気量車をベースとして、魅力的なデザイン、高い品質、現代的なブランドアイデンティティを提供すれば良いのではないか。

このアイデアがMUTTモーターサイクルを産むことになった、とウィル・リッグ氏は話した。

「私は長年にわたりベニーの顧客であり、友人でした。2013年にベニーが初めて私にMUTTコンセプトを示してくれたとき、私はベニーが時流を捉えていると直感したのです」とウィル・リッグ氏。

ベニー・トーマス氏が考え出した、小排気量車を使った低価格だけど本物のカスタムバイクというアイデアは、2016年にはイギリス国内に主要ディーラーのネットワークを構築し、海外販売網の構築をもスタートするブランドへと成長し、そして2019年、日本上陸をも果たしたのだ。

画像: 原宿のLOTUS 東京 原宿ショールームが今日はMUTTブランドに。

原宿のLOTUS 東京 原宿ショールームが今日はMUTTブランドに。

画像: 英国本社の役員のウィル・リッグ氏が見つめる中、カスタムビルダー兼役員ベニー・トーマス氏がプロダクトを説明

英国本社の役員のウィル・リッグ氏が見つめる中、カスタムビルダー兼役員ベニー・トーマス氏がプロダクトを説明

画像1: MUTT MOTORCYCLES has come!
英国バーミンガムからクールで、取り回しが楽で、レトロな街乗りバイクの新ブランド「MUTTモーターサイクル」が上陸

TELLING THE STORY
「マーケティングとはストーリーを語ることだ」と語るMUTT MOTORCYLES役員のウィル・リッグ氏(手前右側。後方左側はカスタムビルダー兼役員のベニー・トーマス氏)。

広告費はほとんどかけず、ソーシャルメディアを通じた"刺激的なライフスタイルイメージ"を目的としたデジタルコンテンツの拡散や、消費者とのエンゲージメントの確立に取り組んでいるという。

現在MUTTモーターサイクルは、本国の英国以外に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、スペイン、ポルトガル、UEA、スリランカ、ドイツ、フランス、ベルギー、そして日本の14ヶ国でのブランド展開が決まっている。

日本国内では、ピーシーアイ株式会社が正規輸入総代理店を勤めているが、以下の13のバイクショップが正規販売ディーラーとして名を連ねた。

画像: MUTTモーターサイクルの日本国内ディーラーの皆さんとの記念撮影

MUTTモーターサイクルの日本国内ディーラーの皆さんとの記念撮影

MUTT仙台ビックバイクショップ仙台宮城県仙台市太白区東中田1-1-6022-241-9871
MUTT東京足立DGカンパニー東京都足立区大谷田3-1-103-3629-6701
MUTT東京大田LIRICA 東京東京都大田区南馬込1-10-103-5718-1170
MUTT八王子FREEDOM 7 八王子店東京都八王子市長沼町203-5042-637-8197
MUTT東村山FREEDOM 7 東村山店東京都東村山市富士見町3-28-15042-392-8197
MUTT横浜LIRICA 横浜神奈川県横浜市栄区田谷町639-5045-852-1220
MUTTさいたまバイクハウスZERO PART-II埼玉県さいたま市浦和区駒場1-25-9048-886-8114
MUTT静岡GT-AXEL静岡県静岡市駿河区用宗1-16-10054-266-7466
MUTT名古屋しっぽ屋愛知県春日井市高蔵寺町北2-1240568-52-6051
MUTT大阪高槻Chops 高槻店
(2019.04 リニューアル予定)
大阪府高槻市原2232-3072-689-5001
MUTT神戸Chops 神戸店兵庫県神戸市中央区相生5-10-21-108078-381-6050
MUTT高知AUTO FACTORY高知県香美市土佐山田町旭町2-1-30887-53-5325
MUTT福岡スピードモーターガレージ
(2019年春新店舗予定)
福岡県福岡市西区今宿青木1025-22092-805-5522
MUTT Motorcycles DEALERS

小排気量車、小規模、職人気質でニッチな市場にこだわることで、大手メーカーのネオレトロ戦略に対抗

「国内外の多くの大手メーカーが、大型排気量車のネオレトロなモデルを主要製品とし始めている」とウィル・リッグ氏。

MUTTはあくまで小排気量車にこだわり、小規模、職人気質を強みに大企業との差別化を訴求する、とウィル・リッグ氏は主張した。

ラインナップ(125ccと250ccにフォーカス)

誰にでも手が届く、安価でスタイリッシュなバイク。
気軽に乗れて、維持が簡単で、安いけれど大型の旧車と同じようなスタイルとサウンドを感じることができるクールなバイク。それがMUTTの特徴。

125cc 6モデル、250cc 4モデルの計10車種をラインアップしており、価格レンジは税込(消費税率8%)で125ccが486,000円〜540,000円、250ccが586,000円〜642,600円となっている。

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