意のままになる車体とパワーの「パーフェクト・バランス」

899に代わるミドル・パニガーレの959。その開発キーワードは「パーフェクト・バランス」だ。
どこでも扱いやすく安全で、それでいてサーキットでエキサイティング。そんな相反する要件に対して最高のバランス形だというのだ。そして、この959がユーロ4適合の関係で7㎏の重量増となっても、排気量拡大により最高出力は6%向上し、パワーウェイトレシオは2%低減、899の優れたバランスは損なわれていない、という意味も含まれているのだろう。ともかく、新しい959は、899よりもさらに全てが好バランスだ。

画像1: 意のままになる車体とパワーの「パーフェクト・バランス」

まずエンジンは、あらゆる状況に一層適応できる特性となっている。最大トルクは8%大きくなったが、中回転域の増加はそれを超え、10〜14%にも及んでいる。おかげで、899だったら7000rpm以上を使うような場面で5500rpmあたりまでまで落ちても大丈夫なのだ。しかも、ツインインジェクター化のおかげでレスポンスも良く、トルク感も掴みやすくなっている。

ミドルクラスは排気量での劣勢を、エンジン回転を上げてカバーするイメージがあるが、もはや959ではそんなことはない。まあ、ほとんどリッタークラスに入れていいぐらいの排気量だから、当然と言えば当然だが、エンジン特性もスーパースポーツとしてのバランスに優れているわけだ。

画像2: 意のままになる車体とパワーの「パーフェクト・バランス」

ハンドリング面でも959は刷新されている。やや大型化されたカウリングは空力特性も良く、コーナーで身体もマシンも走行風のストレスを受けないという印象。とにかく素直なのだ。1299と同様にピボット位置が4㎜低められ、リアが荷重をやんわりと受け止めるのでスロットルを開けやすく、素直にトラクションをかけられ、より旋回しやすくなっている。

それに、959は上質感も高く、走りに気持ちよく集中しやすい。ケースカバー類に遮音対策が施され、カムチェーン回りのメカ音も低減。国内仕様の1299と同タイプのサイレンサーの採用で排気音も静かだ。セルフサーボ式クラッチは操作力も軽く、スリッパー機能とエンブレコントロールのおかげで、シフトミスにも寛容。スムーズさを保ってくれる。

画像3: 意のままになる車体とパワーの「パーフェクト・バランス」

そして何より959が素晴らしいのは、1299とは違い、スロットルを開け切って走りに没頭できることである。トラコンを始めとする電子制御の恩恵に預かることがあっても、等身大で付き合えるのだ。
899だって素晴らしいバランスなのだから、899のオーナーに買い換えを推奨するまでもないだろう。でも、もし普通に楽しめる“リッター”スーパースポーツを探しているなら、959はお奨めの一台と言えるだろう。ドゥカティの言う「パーフェクト・バランス」は、スーパースポーツとしてもベストなバランス、ということではないかと思うのである。

SPESIFICATION
全長×全幅×全高 2056×810×1115㎜
ホイールベース 1431㎜
シート高 810㎜
車両重量 200㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブL型2気筒
総排気量 955㏄
ボア×ストローク 100×60.8㎜
圧縮比 12.5
最高出力 147HP/10500rpm
最大トルク 10.4㎏-m/9000rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17ℓ
キャスター角/トレール 24度/96㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ320㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/60ZR17

公式サイト

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