40戦全勝39KOのWBC世界ヘビー級チャンピオン、デオンテイ・ワイルダー(米国)に、これまた無敗(27戦全勝19KO)のタイソン・フューリー(英国)が激突!勝ったほうがアンソニー・ジョシュアとの4団体統一王座対決へとコマを進める??

ともに全勝、ともに2メートル超!規格外の超ヘビー級対決

ワイルダー(201cm)フューリー(206cm)という破格の巨漢同士の戦い。
強烈無比な右を軸に強打を振り回すワイルドな戦い方で人気のチャンピオン ワイルダーに対して、老獪なフェイントを織り交ぜながら戦う技巧派のフューリー。

序盤決着ならワイルダー、判定ならフューリーという下馬評の中、両者の戦いは始まった。
いつもよりは若干慎重に見えるものの、やはり強打を振るうワイルダーに対して、お得意のトリッキーな動きを見せるフューリー。

序盤から攻め続けるのはワイルダー。自慢の強打はなかなかクリーンヒットしないものの、左ジャブはときおりフューリーの盤面を捉え、序盤戦でのポイントでは優位に試合を進める。
フューリーもうまく直撃を回避しながらもあまり手が出ず、思うような試合運びができない展開だ。ただ、全くパンチを当てられていなわけでもなく、ワイルダーの両目のあたりに徐々に腫れがみえてくる。

9Rにはワイルダーの右がダッキングしたフューリーの頭部にヒットしてフューリーがダウン。
しかしダメージは浅く、むしろここぞと攻めこんだワイルダーがスタミナをロスしてしまう展開に。

ワイルダーの疲れを呼んで、後半戦での勝負をしかけるのがフューリーの作戦で、実際に思うような流れになってきたと言える。しかし、ワイルダーも前回のルイス・オルティス戦でもスタミナを使い果たしてからのKO勝利を掴んでいるだけに、フューリーもそれほど強気に前に出られるわけでもない。

その証拠に、最終ラウンドである12Rでついにワイルダーの強打がヒットし(右のストレートからの左フック!)、フューリーがダウン。とはいえ、これで決まりかと思われたがフューリーは不死鳥のように立ち上がり、反撃を開始する!

前回のオルティス戦の再来かと思わせたものの、フューリーは最後まで動きを止めず、勝敗の行方は判定に持ち込まれた。

試合結果:12R判定は1対1で・・・ドロー

二度のダウンを奪ったワイルダーか。タフな試合巧者ぶりを見せつけたフューリーか。
全ての観客が固唾を飲んで判定を待つ・・。

最終的な判定はワイルダーのドロー防衛ということになった。

これでジョシュアとのメガファイトの実現をかろうじて引きつけたワイルダーだが、フューリーの商品価値も落ちず、今後のヘビー級戦線に新たな伏線ができたと言える結果になった。

Instagram post by Deontay Wilder 窶「 Dec 2, 2018 at 5:37pm UTC

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