何歳になってもバイクには乗っていたい…と言うか、バイクが無いと生きていけない。でも、この先50代、60代となっても軟弱なバイクを選ぶことはしたくない! そう考えている人は、ボクの他にも多いはず。 そんなライダーにちょっと聞いて欲しいお話です。

ロードスポーツとして乗るバルカンS

画像1: ロードスポーツとして乗るバルカンS

この時期の峠ともなれば路面温度も低く、タイヤなんてほとんど温まりません。

そんな環境の中ですけれど、バルカンSの走りには1ミリの不安も感じなかったことを始めに言っておきます。

画像2: ロードスポーツとして乗るバルカンS

まず印象的だったのはフロントフォークの動きです。

フワフワ落ち着かないかと思っていたんですが、扱い方はほとんどロードスポーツと同じ。

前輪が18インチと31度のキャスター角で、コーナー進入にもっとモタつくと思っていましたが……ロードスポーツ同様にブレーキリリースで、スッと向きを変えようとします。

もちろんタイヤの性格もありますけど、その動きが穏やかなのがフロント17インチとの違いだと感じました。

画像3: ロードスポーツとして乗るバルカンS

優しさのあるハンドリングで、ステップが接地する寸前のバンク角をライダーが測りやすい。

まぁ、うっかりステップが火花を散らしても車体はビクともしませんでしたけどね(笑)

それにしてもクルーザーにしては深めバンク角が確保されている印象です。

画像4: ロードスポーツとして乗るバルカンS

コーナー進入前にはステップを前に蹴り出すように踏んで、シート後端に腰を押し付けることでバイクをホールド。

充分に一体感を得られます。

もうひと寝かせ!というときは、そのまま外側の膝でタンクを押してやればいい。

これ完全にロードスポーツそのままの乗り方ですね(笑)

画像5: ロードスポーツとして乗るバルカンS

と、改めて見たらブレーキ側にはヒールガードがありました。

なるほどステップが踏ん張りやすい訳です。

ヒールガードがあるクルーザーなんて珍しい……

それにステップの角度・高さが絶妙です。

ダメステップはステップ接地よりも先に、靴のカカトが接地して足を持っていかれますが、バルカンSにそれは一度もありませんでした。

画像6: ロードスポーツとして乗るバルカンS

メーターもタコメーターが主役として据えられています。

なんだかもう色々と、完全に走りを意識しているとしか思えません。

クルーザーの走りじゃない

画像1: クルーザーの走りじゃない

外足で踏ん張って身体をホールドし、ブレーキリリースで曲がる。

一般的なクルーザーのようにリアタイヤ中心じゃなく、フロントにも負荷を掛けていけるのがバルカンSの走りです。

より強く曲げるために、すこしライダーは重心をイン側に。

画像2: クルーザーの走りじゃない

そしてスロットルを開けて、ちゃんと後輪に路面に押し付け、駆動力を掛けて曲がる。

カワサキのスーパースポーツZX-10Rにも採用されているホリゾンタル・バックリンク・リアサスペンションは、立ち上がりでも確かな接地感を生み出してくれます。

もういちど言います。乗り方は完全にロードスポーツです。

画像3: クルーザーの走りじゃない

エンジンは同系を搭載するNinja650よりも低~中速でのトルクを重視した特性にアレンジ。

ワインディングの直線なんて短いものですから、むしろこのほうが峠は走りやすいかもしれません。

2速ホールドで、ほとんどのシチュエーションがクリアできます。

画像4: クルーザーの走りじゃない

結論として言うなら、普通にロードスポーツとして楽しい!

けっこうイケますよ? バルカンS。

路面が冷え切る季節でも、適度なバンク角だから不安もありません。

それに61馬力を全力で開放すると加速も侮れない。

結局フタを開けてみれば……やっぱりカワサキ車でした。

バルカンSはスポーツです!

>>>そこから先はオトナの世界>>

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