CR-Xがボクの手元にやってきたのは、91年の秋だったかな。それまでボクが乗ってたのは『水中メガネ』と呼ばれてた360ccの軽自動車ホンダZだった。

伊藤嘉啓氏
バラードスポーツCR-Xとホンダをこよなく愛するカメラマン。ホンダだけではなく旧車にも滅法詳しい。そのため、ホンダ社内からも一目置かれる存在である。当然、写真も腕も一流だ。
そんな彼の愛車CR-Xのオドメーターはなんと68万5000kmを越え。これまで一体どこへ向かったのか、なぜそこまでCR-Xを愛するのか、そして今後の走行距離は何万kmに到達するのか…この連載【地球まで、もう少し。】を通してCR-Xの魅力とともに徐々に紐解いていく。

前回の連載【地球に帰るまで、もう少し。】記事はこちらから!

通称水中メガネ「ホンダZ」に関する内容は、連載「ホンダ偏愛主義」でも紹介しているので詳しくはこちらもご覧ください!

免許を取得して初めての愛車ってヤツがソレだったんだ。たしか、8万円で買ったように記憶してるけど、もう30年以上も昔のコトだから、ハッキリ覚えてない。ホンダZには、N360をベースにした初期型の空冷エンジンモデルと、ライフをベースにした水冷エンジンを搭載したモデルがあって、ボクが手に入れたのは水冷エンジンのZだったんだ。

それもZのシリーズでは短命だった、クーペボディでありながら水冷エンジンを搭載した「New Z」ってヤツ。水冷エンジンを積んだZ=ハードトップって勘違いしてるケースが多いけど、水冷クーペってのがあったんだよね。

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