2018年7月22日に行われたF1ドイツGPの結果をお届けします。ベッテルは母国でポールトゥウィンを飾ることができたのでしょうか?

予選はハミルトンにまさかのアクシデント!ベッテルが母国でポールポジション獲得!

7月21日に行われたF1ドイツGP予選はチャンピオンを争う2人の明暗が別れる展開となりました。ランキング2で、これ以上セバスチャン・ベッテル(Ferrari)に離されるわけには行かないルイス・ハミルトン(Mercedes)でしたが、Q1でまさかのトラブル発生。1コーナーでコースオフした直後にハイドロリックのトラブルでギアがスタックし、チームの指示でマシンを止めることに。

ハミルトンは自力でマシンを押しピットに戻ろうとしましたが断念。コース脇に移動されたマシンの横でショックを隠しきれなかったハミルトン、体調が良くなく、まさに試練の予選となってしました。

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一方、ライバルのフェラーリ勢は好調。ラストアタックでバルテリ・ボッタス(Mercedes)が意地のトップタイムをマークするも、ベッテルがセクター1、2で全体ベストを記録しました。セクター3ではタイムが伸びませんでしたが、ボッタスを上回りポールポジションを獲得。キミ・ライコネン(Ferrari)もきっちり3番手に入り、フェラーリのポテンシャルは今やメルセデスの上であることを証明する結果となりました。

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予選結果

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トップ快走中のベッテルがまさかのクラッシュ!ハミルトンが大逆転の優勝を飾る!!

レースは後方からスタートするハミルトンとダニエル・リカルド(Red Bull)の追い上げに注目が集まりました。ハミルトンは前戦と同じようにポジションをみるみる上げていきますが、リカルドがマシントラブルが発生し、リタイア。レースはフェラーリ勢が引っ張っていましたが、終盤コース上に雨が降ってきました。

45周目、チャールズ・ルクレール(Sauber)、フェルナンド・アロンソ(McLaren)が早い段階でインターミディエイトに交換、ピエール・ガスリー(Toro Rosso)に至ってはフルウエットにチェンジします。47周目にはマックス・フェルスタッペン(Red Bull)もインターミディエイトに交換しますが、雨が弱まりギャンブル失敗! 各車ドライタイヤに戻します。しかし、51周目に再び雨が降り出し、ボッタスが周回遅れを利用し、ライコネンをパス、2番手につけます。さらにハミルトンも3位に浮上します。そして52周目、なんとトップ走行中のベッテルが単独クラッシュ!! 母国優勝目前でしたが、雨に足元をすくわれました。

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ベッテルのクラッシュでSC(セーフティーカー)が出動。その間にボッタスがウルトラソフトに交換し2位でコースに復帰、58周目にレースはリスタートされます。14番手からトップに躍り出たハミルトンにボッタスがアタックするも、チームから2位をキープしろという無線が入ります。そして、ハミルトン、ボッタス、ライコネンというそのままの順位でチェッカーフラッグが振られました。

予選での悪夢を払拭したハミルトンが、再びチャンピオンシップリーダーに再浮上!ボッタスも2位に入りメルセデスが1-2フィニッシュ達成しました。ベッテルを失ったフェラーリはライコネンがなんとか3位に入りました。

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レース後ハミルトンに審議・・・

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優勝したハミルトンですが、レース後ペナルティーを食らいそうな一幕もありました。それはベッテルがクラッシュしSCが出たときのこと、ハミルトンはチームの指示でピットに入ろうとしていました。しかし、混乱しているチームから急に入るな! と無線が入ったのです。すでにピットロードの入り口に入りかけていたハミルトンは、レーンをカットしコースに戻っていたのです。レース後ハミルトンとチームはスチュワードに呼び出されましたが、懲戒処分に止まり、リザルトの変更はありませんでした。

通常、ピットロードに入ってから本コースに戻る際にラインを変えることは違反行為とされています。しかし今回はドライバーが意図的に行ったのではなく、チーム内の指示であり、そのチームが混乱していたことが原因になります。さらにSC中で他車の危険をもたらせていないこと、ドライバー、チームがミスを認めていることが、懲戒処分に止まった理由となっています。

レース結果

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今回もチャンピオンシップリーダーが入れ替わりましたね。全く読めないチャンピオンシップは本当に面白いしワクワクします。次回は7月29日に行われる夏休み前のハンガリー。ベッテルは何としても勝ちにくるでしょうし、ハミルトンは差を広げたいところ。これまた見逃せない一戦となりますのでお見逃しなく!!!

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