雲の上の、また手の届かない話しではない
GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

画像1: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

パニガーレV4Sのスペックを前にして、また世に送り出される触れ込みを前にして、怖じ気付かない人はかなり少数派なはず。ミドルマシンよろしい車重に、驚異のパワーウエイトレシオ1.1ps/kgを達成するパワーユニットを搭載するといった、前人未到感が半端ありません。そのポテンシャルを一般公道で堪能出来るなんて想像出来ませんよね、フツー。しかも、それが極一部にしか行き渡らないスペシャルな限定車ならまだしも、通常の流通にノる市販車なのだから尻込みしてしまうのは当然の流れでしょう。
 また、現代の流通モデルを鑑みて、常軸を逸しているポテンシャルは突出しているのは明らかなので、ある意味日本公道上に於いてニュースである事は間違いないはず。出力自体は近いモデルはあったとしても、使い切れるか否かは車体構成のバランスに委ねられるといっても良いでしょう。そこで単純な指針として、パワーウエイトレシオが上げられるというワケ。
 とはいえ、パワーに怖じ気付く前に豪華装備を把握する事で、かなり気持ちが楽になるはず。開けてヨシ! 突っ込んでヨシ! 寝かし込んでヨシ! ひと昔前では考えられないエレクトロニクスの進歩により、多少ラフな操作であってもナチュラルに補正してくれるといった人知を越えたフォローが頼もしい。

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 実際に走り出してしまえば、車体は驚異の軽快感とまとまりをみせつつ、アクセラレーターの操作も特に気を遣わず通常の交通の流れにノる事が出来る。走り出しの一連の流れに違和感は一切なく、むしろミドルクラスを扱う様な気楽さまで伺え、ある意味驚異の馴染みさは特筆すべきポイントだと思います。ここは強くアピールしたいところですね。
 数値的ポテンシャルに気負いしていた事に後悔する程、ものの数分で長年連れ添った愛車の様な手足感が盛り上がってくるのは大袈裟な表現でないはず。とにかく車体の軽快さ加減が、絶対正義である様に振り回され翻弄さることなく、全て自分の支配下にあるが如く従順に反応してくれる。たしかに乗りやすさを求めるならストリートモードの選択は必至なのかもしれないが、そんな選択は気にも掛けぬ程(無論各セッティングは絶妙で意味のあるものだと思います)、ホットなパフォーマンスを存分に堪能出来てしまう。
 このジューシーなパフォーマンスは、限られた場所だけに限らず、ハイウエイを始め峠のワインディング、はたまた家の近所のチョイ乗りシーン等々、シチュエーションを選ばない懐の深さが好印象である。レーサーチックなモンスターマシン(厳密にレーサーのテクノロジーを継承した市販車であるが)の気難しさがあって然るべき様な気がするが、皆無と断言出来るフレンドリーさが最も大きな特性といっても過言ではない。あえて強調したい、オーバーリッターマシンでここまで馴染みやすいバイクは未だかつて遭遇した事はない! 
 設定によっては、機械任せにしない腕自慢モードもあるので、時折剥き出しのポテンシャルを浴びて挫けてみるのも面白いかもしれない。そんな、エレクトロニクスを使い分ける事で、様々な表情を楽しむことが出来るので、プライス以上のお得感を味わえるはずと、太鼓判を押しても差し支えないでしょう! 実際に、様々なシチュエーションに於いて、様々なモードやセッティングを堪能していたら恐ろしい距離を走行していた。その間、自分の愛車の様な気軽さが芽生えていたのはいうまでもない。

画像3: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

回転タイプのタコメーターを大きくスペースを割き、その中心にギアポジションを配置するインストルメントパネルは、5インチ・TFT高解像度&高輝度フルカラーディスプレイ採用。

画像4: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

先代パニガーレのイメージを残しながら、より力強く存在感を増したフロントマスク。ヘッドライト内側のエアインテークから、ストレートにエアクリーナーまで続く機能的デザインも継承。

画像5: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

オーリンズ製の倒立フロントフォークも、スマートEC2.0システムで減衰力を自動コントロールすることが可能なものだ。フロントキャリパーは従来の同等品より軽量かつ高剛性を追求し、パニガーレのために開発されたというブレンボ製のスティルマを装着。

画像6: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

片持ちスイングアームはV4エンジンのクランクケースに直接装着。ホイールはより軽量な鍛造アルミで専用デザインのマルケジーニ製。タイヤはピレリのスーパーディアブロコルサSPだが、200/60という専用サイズだ。

画像7: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

シフトアップだけでなくダウン操作にも対応するクイックシフター採用。サイドスタンドはボディラインに響かないデザイン一体型で、美しいフィニッシュを見せる。

画像8: 雲の上の、また手の届かない話しではない GPテクノロジーが身近に舞い降りた瞬間!

DUCATI PANIGALE V4S
価格:3,280,000円(税込)

■エンジン:水冷4ストロークV型4気筒DOHC4バルブ ■ボア× ストローク(排気量):81×53.5mm(1103cc)■最高出力:214ps/13000rpm ■最大トルク:12.6kgm/10000rpm ■ミッション:6速リターン ■全長× 全幅×全高:N.A×N.A×N.Amm ■ホイールベース:1469mm ■シート高:830mm ■車両重量:174kg(乾燥)■燃料タンク容量:16L ■タイヤ前・後:120/70ZR17・200/60ZR17

撮影/柴田直行 解説/小松信夫 文/編集部

画像: DUCATI PANIGALE V4S 価格:3,280,000円(税込)

GOGGLE2018年8月号

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体裁:A4変型・平綴じ
販売価格:1,200円(税込)

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