全幅は1775mmと、3ナンバー専用のワイド&ローボディで登場した三菱の上級モデルが、今回紹介する初代ディアマンテだ。全長4740mmと堂々とした体躯にスポーティなエクステリア、FFレイアウトによる室内の広さ、そして発売当初からフルタイム4WD車をカタログモデルとして用意するなどで大ヒット、1990-91の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞した。

ディアマンテってどんなクルマ?

ディアマンテは、三菱車としては初の3ナンバー専用4ドアハードトップだ。バブル景気真っ盛りの時期に「新しい価値を提案する“ピラードハードトップ”」として開発された。

当時、このクラスのモデルはほとんどが後輪駆動(FR)だったが、ディアマンテは前輪駆動(FF)ベースで登場。全長4740mm/全幅1775mm/ホイールベース2720mmのスペックと相まって、ゆとりのある室内空間を実現した。

搭載エンジンは新開発の2.5リッターDOHCをはじめ、3リッターDOHC、2リッターSOHCと、3種類のV6エンジンを用意した。

力の入れようはメカニズムにも見て取れる。このクラスとしては初めて、フルタイム4WDモデルをカタログモデルとして設定していた。

この4WD車には、高速走行時に素早く安定したレーンチェンジを可能とする4WS(4輪操舵)/急ブレーキ時にタイヤのロックを防止する4ABS/確実な走りを可能とする4IS(4輪独立懸架)からなる「アクティブ・フォー・システム」を搭載した。

2WD車は、世界初の機能「トレースコントロール」をを持つトラクションコントロールシステム(TCL)/乗り心地と操縦安定性を両立させるアクティブECS(アクティブコントロールサスペンション)/4WS/4ABS/4ISなどからなる「アクティブ・ツー・システム」を搭載していた。

また、シート位置やステアリング位置、ルームミラーやドアミラーの角度を自動調整する世界初の「MICS(三菱インテリジェントコクピットシステム」や、ナビゲーションやテレビ、などをセンターコンソールのCRTに表示する「MMCS(三菱マルチコミュニケーションシステム)」なども採用。90年代初頭の先進技術が詰め込まれた力作であった。

この初代ディアマンテは、車格の割に車両価格も手ごろで、逆スラントノーズのスポーティなデザインも好評。かつエンジンや駆動方式、トランスミッションなどバリエーションも豊富だったことから人気となり、1990-1991年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞している。

「ディアマンテ」は、スペイン語でダイヤモンドの意味。名前からも三菱を代表するモデルとして登場したことが伺い知れる。ディアマンテは1995年、2代目にモデルチェンジ。2005年には販売が終了された。

車両価格(当時。東京)

20E 2WD 5速MT 199万8000円 4速AT 209万5000円
25V 2WD 4速AT 256万8000円
30R-SE 2WD 4速AT 357万3000円
25V 4WD 4速AT 279万1000円

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