ほとんどバイクに乗ったことない女の子に無茶ぶり!
李佳ちゃんはバイクに乗った経験がほとんど無いけど、1年くらい前からちょっとバイクに興味ありな女子です。
そんな女の子を発見したので、かるーく……
『じゃ、ツーリングでも行かない?』なんて誘ってみたら
『え? 行ってみたい!』と即答。
おおいっ!? まさかのOKだよっ!?
話は弾んで、なんと伊勢神宮まで行くことに。なんたるドリームなシチュエーション……こ、これが春の到来ってやつか!?
バイクどうしよう?
もう脳みそフル回転ですよ。はじめてのバイク旅だから怖がらせちゃダメだし、長距離だから快適じゃないとダメ。飽きさせてもダメ。だったら大排気量ツアラーか? 高級外車か?
いや、違う……
たぶん、これだ。カワサキ「VERSYS-X 250 TOURER」しかない。
これなら大丈夫のはずなんですよ。さぁさぁ、夢のタンデムツーリングへGO!
あえて250ccを選んだ理由!
選んだ理由はぶっちゃけ、パワーです。排気量250ccで最高出力33馬力。でも、これでいい!
だってさ、速いバイクだとグイグイ走りたくなっちゃうでしょ?
でもヴェルシスXなら全部が穏やか。特にエンジンの特性がフラットだから、きっと怖くないはず。
のんびり旅には、先を急がないバイクがいい。
それに「VERSYS-X 250 TOURER」ならパニアケースも標準装備だし、高速道路も快適だしね。
こいつには最強デートバイクとしての素質も感じたんです。
いきなりの高速道路で、李佳ちゃんちょっと緊張したらしいけど、すぐに慣れたみたい。
『もっとバイクって怖いと思ってたー!』だって。
安定感バリバリのヴェルシスXのおかげですよ。やっぱこれ選んで正解だ(笑)
それで、東名高速を西へ走っていたら突然「うわーあっ、富士さーんっ!」って後ろで叫ぶから、ちょっと寄り道。
ずーっと走ってたら疲れちゃうからね。思いつきで途中下車の旅ってやつです!
序盤から炸裂のヴェルシスXワールド
あえて新東名を使わず、海が見える由比PAを目指します。
それにしてもヴェルシスXの“ゆとり感”がヤバいんですよ。
だいたい6速/8000回転でメーターが102km/hくらい。高速道路は、このくらいで走ってるのが快適すぎるっ!
そして、海が開けた瞬間またもや「うわあーっ!」って。
フフフ……完璧な試合運びだぜ(笑)
キラキラな海にキャッキャッする李佳ちゃん。なんかもう見てるだけでしあわせよ……
ヴェルシスXにまたもや感謝。そろそろ「X様」と崇めたくなってきました。
だって、ねえ?
こういうのやってみたいだろ!
知ってるぞ? みんなだって……心の中では、こういうのにちょっと憧れるだろう?
でもヴェルシスXがあれば夢が現実にっ!?
寄り道できるココロの余裕
由比PAで李佳ちゃんが『桜が見たいなー』って言うから、スマホで探して静岡県/天竜の秋葉ダムの千本桜へ。
朝から“ここに行こう”って決めていた訳じゃないんですよ。
だって東名高速から新東名へ乗り換える、っていう遠回り。ボクひとりなら絶対やらない行程ですから。
でもヴェルシスXだと「まぁ、それもいっか」ってなる(笑)
まったく先を急ぐ気にならないんですよ。なんかヴェルシスXには独特の世界観があると思う。
そして、千本桜にはしゃぐ李佳ちゃんと、さりげなーく手をつなぐことに成功だっ!
ここに来て良かった!
ありがとう秋葉ダム!!
李佳ちゃんは、こういう絶景も初体験です。ことあるごとに後ろから「ほわあ~っ」とか「はあぁー!?」って聞こえてくる(笑)
ちなみに峠道も初体験だったんだけど、そこもヴェルシスXのどっしり安定感のおかげで楽しかったみたい。
『バイクの山道って、ふたりで一緒に走らないといけないんだね』だってさ!
クルマだと“運ばれてるだけ”と感じるらしい李佳ちゃん、そろそろバイクに開眼か?
もちろん朝から走ってればお腹も空きます。自然の中でお蕎麦を頂いたり……うんうん、本来「旅」ってこういうのだよなぁ。
最近は大排気量バイクで高速道路を使って、一直線に目的地まで走ってばっかりだったかも。
李佳ちゃんとヴェルシスXが“旅の本質”を思い出させてくれた気分です。
アクシデントにも強いヴェルシスX!
ここまでで、朝からもう走行距離300kmくらい。
走りすぎかなと思って「疲れてない? 休む?」ってちょくちょく聞くんだけど、毎回「ぜんぜん疲れてないよ!」って言うから、そのまま目的地の伊勢神宮を目指します。
が、しかし!?
なんと伊勢湾岸道が通行止めに……でも、ここでもヴェルシスワールドが炸裂でした。
旅先で偶然、出会えるもの
通行止めの解除を待つために、ちょっと南下して愛知県/焼き物の街「常滑」へ。いまさら急いでも仕方ない、と思えるココロの余裕のおかげです。
でも、この常滑が大ヒット。街のいたるところがオモシロいんだ!
郵便ポストの上には、こんなのいるし(笑)
招き猫がすげぇたくさんいると思ったら……
もはや親戚とか血縁関係かと思えるほど似てるやつもいたり(笑)
こんなのまでっ!
ありがとうヴェルシスX様のおかげです!!
なんてバカな話は置いといて、のんびり旅をするには本当にいいバイクですよ。
たくさん寄り道をしたくなって、その先で思わぬ経験ができる。
これぞツーリング! 250ccだからって旅の得られるものは変わらないし、250ccだからできる発見もあるんだなぁって思いました。
そして常滑は海のすぐそば。今日の宿はまだ先だけど、夕日がきれいだったから海へと。
バイクと彼女と静かな海。
最高でしょホントに!
李佳ちゃん、まだまだ元気。ていうか今日ずっと元気ですけどね(笑)
そして、暮れなずむ夕日の中でひと言……
『このバイク、かっこいいよね』
李佳ちゃんは排気量とか、バイクには詳しくないけど、ヴェルシスXは大きくて強そうで、見た目に安心感があるのが気に入ったみたい。
バイクはかっこいい。そのとおりですよ!
そんなこんなしてたら通行止めも解除されて、もうひとがんばり走って温泉宿へ。
ふたりで今日を振り返って話も弾みます。
ボクは基本的にバイクはソロ派なんだけど、タンデムの旅……最高っす!
早朝の伊勢神宮でヴェルシスXが神々しい
二日目。今回の旅の目的地、伊勢神宮へは早朝に行きました。
朝日を浴びたヴェルシスXが限りなく神々しい……参拝の前に、まずはバイクを拝みたい気持ちになりますね。
ちなみに伊勢神宮は観光客でごったがえす前の静かな時間がおすすめ。なんといっても日本一静謐な空間ですから。
李佳ちゃんも「生命力があふれてる……」って感動の様子でした。
それにしてもバイクの旅っていうのはココロに残りますよね。目的地まであっさり来たんじゃなくて、ずっと走ってきたから印象に残る。
クルマよりも電車よりも大変なことがたくさんあるけど、それでも楽しい。
バイクならではの旅の魅力、ちょっとは李佳ちゃんにも伝わってることを祈ります。
そして、ヴェルシスXの魅力全開!
そして伊勢神宮を後にしたら、そのまま伊勢志摩スカイラインへ!
今回の旅は伊勢神宮だけじゃなく、ここもハイライトのひとつ。
昨日一日でバイクにも慣れてきた李佳ちゃんの……
どうだ!? この楽しそうな表情!
これがヴェルシスXの実力! ハンドリングも穏やかだし、パワーだって唐突じゃないからパートナーを怖がらせません。
それに、オフロードバイクとロードスポーツのちょうど中間くらいの固さの足周りで、接地感も抜群だから超安心なのです!
だってほら? 伊勢志摩スカイラインを走った後は、興奮して自分からバイクに跨っちゃう勢いですよ!
カワサキはどこまでいっても“スポーツバイク”メーカーですからね。旅バイクだってワインディングの走りが最高なんですから!
しかもこの「VERSYS-X TOURER」はパニアケースがウルトラ便利。小振りに見えて、けっこう容量ありますよ?
荷物の多い女子には必須です。なんて頼れる兄貴っぷり……
いろいろ紳士すぎるぜ、ヴェルシスX!
当然、彼女もご機嫌。ホットな走りの後はソフトクリームでクールダウンだそうで(笑)
足着き性と乗車姿勢は?
余談ですが、身長が176cmのボクよりも参考になると思って、身長167cmの李佳ちゃんに跨ってもらいました。
女性でも両足が着くし、車体は大きいけど重量も軽いから安心ですよ!
ふたりの旅に必要なもの
伊勢志摩スカイラインの後は、パールロードをつないで走ります。
この時点ではっきり感じていたのは、旅の楽しさは排気量じゃ決まらないってこと。
このふたり旅で、昨日も今日も、250ccだからって不足を感じたことは1回もありません。
特に一般道が最高なんだよ、ヴェルシスXは!
そして、トドメの海鮮丼だっ! でも、お昼ご飯を食べたら、もう帰り道のことを考えます。
帰り道だって急ぎたくない。のんびり行こう。
本当に、そういう気持ちになるバイクなんですよ、ヴェルシスXっていうのは。
だから、そのまま軽く伊勢志摩をぐるっと回って、帰りの高速道路に向かいます。
でもね、帰り道もまっすぐじゃつまらないから、また「寄り道」したくなっちゃう。
ここまでくると逆に困ったもんです。このバイク、寄り道への誘惑が強すぎるよ!
最後に、またもや高速道路を途中下車して青山高原へ。風力発電の風車が無数に立ち並ぶのが壮観でした。
ボクは、こんなにタンデムで走ったのは人生初です。
率直に言えば、予想以上に疲れなかった。こればっかりは250ccとは思えないヴェルシスXの安定感のおかげだと思う。
本当にこのバイクを選んでよかったと思いましたよ。それに……
李佳ちゃんもずっとずっと楽しかったみたい!
だからさ……
これはもう、そろそろボクのことを好きになっちゃってもいいんじゃないかなっ?
だから、男として聞くのです!
『また、一緒にツーリング行こうか?』
返事はもちろん『うん!』って。
やったぜ!
『ねぇこのバイクって、わたしも免許とったら乗れるんだよね? 』
え?
ええまぁ、普通二輪免許さえあれば乗れますけど……
『あのね、山道でずっと一緒に走ってて一体感……みたいなのがあるでしょ? その時ね、思ったの。 この子、わたしにもきっと乗れる。運転したい!って。だから、自分で走りたい! 』
そっち!?
ボクとタンデムでラブラブ旅じゃなくて? おーい……ナナメ上からの結論がきたぞー!?
まぁいっか! 李佳ちゃんがバイクに目覚めたのは喜ぶべきこと!
惚れたのはボクじゃなくて、ヴェルシスXだったみたいだけど(笑)
このバイク、男前だからナァ……惚れるのも無理ないよ。
だけど、負け惜しみも込めて言っておこう!
旅をするなら、ひとりでもふたりでも、このバイクは最良の選択肢のひとつだと思う。
だからこの結果は、断じてボクの魅力が足りなかったせいじゃない。ヴェルシスXが圧倒的にイケメンすぎただけ!
ところでさ、もし李佳ちゃんがバイクの免許を取ってヴェルシスXを買ったら、こういう感じになるのかな?
そしたらまたツーリングに行こうよ。
今度は、2台でね!