ダンロップのブースはブリヂストンの隣。東6ホールはタイヤメーカーが並んでいるのでわかりやすい。プレスブリーフィングは、安全性能と環境性能を高い次元で両立するタイヤを開発するための住友ゴムの技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」を発表した。
画像: 【速報・ダンロップ】技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」発表【東京モーターショー2017】

未来に向けた5つの方向性を技術展示

プレスブリーフィングで発表された「SMART TYRE CONCEPT」。その核となる5つの方向性であるセンシングコア/アクティブトレッド/性能持続技術/エアレスタイヤ/LCAを技術展示する。


面白いのは、そうした未来に向かった技術だけではなく「ダンロップ」の歴史がわかる展示物も。ふだんは神戸にある済み後もゴム工業本社で展示されている1913年製造(100年以上前!)の自動車タイヤ国産第一号を東京モーターショーにも持って来ている。これは国立科学博物館の「重要科学技術史資料」にも登録されているものだ。

画像: これが自動車用タイヤ国産第1号。100年以上経つともうカチンコチンで、触るとプラスチックのような手ざわりなのだという。もちろん触れません。

これが自動車用タイヤ国産第1号。100年以上経つともうカチンコチンで、触るとプラスチックのような手ざわりなのだという。もちろん触れません。

プレスブリーフィング:「SMART TYRE CONCEPT」とは?

住友ゴム工業代表取締役社長の池田育嗣氏が登壇、未来のモビリティ社会で求められる性能を実現す技術開発コンセプトであるスマートタイヤコンセプトを説明した。

画像: 住友ゴム工業代表取締役社長の池田育嗣氏。

住友ゴム工業代表取締役社長の池田育嗣氏。

「さらに高い安全性能」そして「さらに高い環境性能」を実現する、これまでとは一線を画した新しいタイヤを開発するための技術開発コンセプトがこのスマートタイヤコンセプト。これは安全を支える技術である「セーフティー・テクノロジー」と、環境に寄与する技術である「エナセーブ・テクノロジー」、さらにそれらを支えるシミュレーションおよび解析技術である「コア・テクノロジー」の3つの技術で構成されている。

画像1: プレスブリーフィング:「SMART TYRE CONCEPT」とは?

さらに核となる方向性としては5つがある。

画像2: プレスブリーフィング:「SMART TYRE CONCEPT」とは?

1:センシングコア
ブレーキのECU(Engine Control Unit:エンジンココントロールユニット)に、独自のアルゴリズムを組み込むだけで、タイヤがセンサーに変わる全く新しいセンシング技術。滑りやすさをはじめとする路面状況やタイヤの摩耗状況、荷重、空気圧などを検知し、入手されたデータはその車両を制御するための情報として処理されさらに、クラウド経由で街/社会の情報に統合されビッグデータとして解析される。そしてそのデータは車両にフィードバックされ、路面やタイヤに起因する危険をあらかじめ察知し、回避することが可能になる。


2:アクティブトレッド
路面に接する唯一の部品であるタイヤが、ウエット路面や凍結路面など路面状況の変化に反応して、ゴムの機能がアクティブ(能動的)に変化することで、路面や気温に応じた最適な性能を発揮し、安心・安全なドライブを続けることができる技術の確立を目指す。


3:性能持続技術
タイヤが摩耗することで生じる性能変化を予想できる新技術「Tyre Lifetime Simulation」を活用することで、摩耗と劣化による性能低下を抑制し、新品時の性能を長く持続する「性能持続技術」の実現を目指す。

4:エアレスタイヤ
空気充填不要のタイヤである「GYROBLADE(ジャイロブレイド)」の実用化に向けた技術開発を進めています。空気を使わないことで、ドライバーはタイヤパンクの心配や内圧管理の手間から解放され、安心・安全な移動を実現。

5:エナセーブ技術 LCA(Life Cycle Assessment)
今後LCAの観点から、原材料や製品使用時だけでなく、製造、運搬、リサイクルも含めた商品ライフサイクル全体で環境性能をより高いレベルに引き上げ、循環型社会の実現に寄与できる商品の開発を推進する。

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