2017年6月22日、今年の鈴鹿8耐のホンダ系有力チームの参戦ライダーが発表されました。いずれも優れたライダーぞろいですが、最も注目を集めるのは現役MotoGPライダーとして活躍中のジャック・ミラーの鈴鹿8耐初参戦でしょう!

チームはMuSASHi HARC-PRO. Honda!

オーストラリア出身のミラーは、2014年のMoto3で6勝を記録しランキング2位を獲得。その年タイトルを獲得したアレックス・マルケスを差し置いて2015年からMoto2をスキップし、LCRホンダの一員としてMotoGPに参戦することになりました。昨年はエストレラ・ガリシア 0,0 マルクVDSに移籍。第8戦アッセンでは、雨で赤旗中断となったレースでMotoGP初表彰台を優勝で記録しています。

ミラーが鈴鹿8耐で所属するのは、ホンダの本命チームのひとつであるMuSASHi HARC-PRO. Hondaです。パートナーは目下全日本JSB1000でランキング首位の高橋巧、そしてMoto2に参戦中の中上貴晶と強力な布陣となりました。

画像: ホンダRC213Vを駆るJ.ミラー。現在MotoGPのランキング争いでは13位(30ポイント)につけています。 www.honda.co.jp

ホンダRC213Vを駆るJ.ミラー。現在MotoGPのランキング争いでは13位(30ポイント)につけています。

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SBKからはステファン・ブラドルが参戦!

そのほかの注目選手といえば、SBK(世界スーパーバイク選手権)でホンダに乗るステファン・ブラドルでしょう。今季開幕からEWC(世界耐久選手権)に参戦し、鈴鹿8耐で最終戦を迎えるF.C.C. TSR Hondaの一員としてブラドルは起用されることになりました。

パートナーは現在Moto2に参戦中で、2014〜2016年に連続で鈴鹿8耐に出場したスイス人ライダーのドミニク・エガーターです。2014年はTeam KAGAYAMA & Verityのメンバーとして3位表彰台を獲得。2016年は18位でしたが、2015年はF.C.C. TSRで2位表彰台を獲得。彼の経験はチームの武器となるでしょう。なお、3人目のライダーは未定です。

画像: 僚友ニッキー・ヘイデンの突然の死により、Red Bull Honda World Superbike Teamの唯一のライダーとしてホンダCBR1000RRを走らせるS.ブラドル。昨年の鈴鹿8耐でリタイアに終わったニッキーの代わりに、リベンジを果たすことができるか・・・注目しましょう。 www.honda.co.jp

僚友ニッキー・ヘイデンの突然の死により、Red Bull Honda World Superbike Teamの唯一のライダーとしてホンダCBR1000RRを走らせるS.ブラドル。昨年の鈴鹿8耐でリタイアに終わったニッキーの代わりに、リベンジを果たすことができるか・・・注目しましょう。

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もうひとつのワークスマシンを託されるチームであるモリワキ=MORIWAKI MOTUL RACINGは、全日本JSB1000に参戦中の高橋 裕紀と清成 龍一がもちろん参戦。ヨシムラとともに、鈴鹿8耐の歴史を語る上で欠かせない名門が、どのような戦いを見せるか・・・? なおモリワキも、3人目のライダーは未定となっております。

モリワキ同様、今年のトライアウトを戦って鈴鹿8耐参戦権を得た新チーム、チーム・サップ・ドリーム・ホンダは、鈴鹿8耐で4勝・ポールポジション7回の大ベテランである伊藤真一、EWCライダーのグレッグ・ブラッグ、そして2015年鈴鹿8耐2位の実績を持つジョシュ・フックを起用。マシンはCBR1000RR SP2のキット車になりますが、いずれも耐久レースを知り尽くしたライダーたちですから、番狂わせを期待したいですね。

打倒ヤマハを達成するか・・・ホンダファンは応援しましょう!

昨年ホンダ勢最上位(8位)となったサトゥ・ハティ・ホンダ・チーム・アジアは、ディマス・エッキー・プラタマ/ラタポン・ウイライロー/ザクワン・ザイディで今年のチームを編成。なんと主催者推薦枠での出場となった、Honda DREAM RT 桜井ホンダは若手の有望株である水野涼を、BSB(英国スーパーバイク選手権)で現在ランキング5位につけているジェイソン・オハローランと組ませます(3人目は未定です)。

画像: 昨年、ホンダ勢で最高位=8位となったSatu HATI. Honda Team AsiaのホンダCBR1000RR。もちろん鈴鹿サーキットをホームとするホンダとしては、第40回記念大会となる今年は、「優勝」以外の2文字はいらない・・・という心境でしょう。 www.honda.co.jp

昨年、ホンダ勢で最高位=8位となったSatu HATI. Honda Team AsiaのホンダCBR1000RR。もちろん鈴鹿サーキットをホームとするホンダとしては、第40回記念大会となる今年は、「優勝」以外の2文字はいらない・・・という心境でしょう。

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またau&テルル・Kohara RTは、純日本人ライダーチーム編成で秋吉 耕佑/大久保光/長島哲太を起用。山口辰也はホンダ・ドリーム・レーシングからの参戦となりますが、チームメイトが誰になるのかはまだ未定です。

ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに、過去2大会はいいところをすっかり奪われ、苦杯を嘗めてきたホンダ勢ですが、アニバーサリーイヤーの鈴鹿8耐で覇権奪回をぜひ果たしたいのは言うまでもありません。ホンダ勢の反撃なるか・・・今から来月末の鈴鹿8耐が楽しみです!

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