週末イモラで開催されたSBK=世界スーパーバイク選手権のイタリアラウンドは、地元イタリアのドゥカティのエースライダー、チャズ・デイビスが大活躍しました。

レース1ではビックリのアクシデントも!

土曜日の予選はデイビスが昨年のイモラに続き2年連続ポールポジションを獲得。2番手と3番手はトム・サイクスとジョナサン・レイのカワサキ勢。4位はMVアグスタのレオン・キャミア、5位はデイブスのチームメイトのマルコ・メランドリ、6位はアプリリアのユージン・ラバティと、イタリアンメーカー勢の奮闘が光りました。

そしてレース1はデイビスが独走! メランドリも序盤2位と好ポジションにつけますが、ランキング首位のレイにパスされて3位に後退します。しかし、レース1の幕切れは意外な展開でした。13周目にラバティとヤマハのアレックス・ローズが接触。コントロール不能となったアプリリアからラバティは飛び降り、マシンはそのままコース外のバリアに激突。そして炎上したため赤旗が提示され、そのままレース1は終了となったのです。なおラバティに大きな怪我はなかったです。

レース2も赤旗出ましたが、無事再スタート

日曜日のレース2は、最初の周でアイルトン・バドヴィーニ(カワサキ)のマシンがオイルを吹いて赤旗が定時されますが、無事レースは再スタートを切りました。リバースグリッド制度によりポールポジションからスタートしたのはサイクス。しかし3列目スタートからデイビスが順調に浮上し、中盤にあっさりとサイクスから首位を奪いました。

画像: パニガーレRでポールポジション、そしてレース1・2を完全制覇したC.デイビス(ドゥカティ)。 www.worldsbk.com

パニガーレRでポールポジション、そしてレース1・2を完全制覇したC.デイビス(ドゥカティ)。

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そのまま独走状態を築き上げてデイビスはパーフェクトウィン! 2位は堅実にレイが入り、サイクスが3位で続きました。この結果、235ポイントでレイのランキング首位は揺るがないものの、2位にはデイビスが161ポイントで浮上。3位は僅差の160ポイントでサイクスがつけています。

次戦5月26〜28日のイギリスラウンドでは、デイビスがさらにレイとのポイント差を詰めることができるのか・・・注目ですね!

SBKイタリアラウンド 決勝結果

レース1
1:C.デイビス ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
2:J.レイ カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
3:M.メランドリ ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
4:T.サイクス カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
5:X.フォレス ドゥカティ パニガーレR BARNI Racing Team
6:L.キャミア MVアグスタ1000 F4 MV Agusta Reparto Corse

レース2
1:C.デイビス ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
2:J.レイ カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
3:T.サイクス カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
4:X.フォレス ドゥカティ パニガーレR BARNI Racing Team
5:M.メランドリ ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
6:A.ローズ ヤマハYZF-R1 Pata Yamaha Official WorldSBK Team

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