東京・赤坂の、とある会社の1階に展示されているネオクラシカルなコンパクトクーペ。
このクルマ、どこの国の、なんていうクルマ?

現代の軽自動車とほぼ変わらないサイズのコンパクトクーペ

たぶん1950年代あたりのデザインっぽい、コンパクトな2ドアクーペ。いまの軽自動車より少し長いけど、幅は明らかに狭い。
クルマの手前に展示されているエンジンとミッションが搭載されているんだろうけど、どう見ても水平対向エンジンとATみたい。
しかも、このクルマが展示されている会社、自動車メーカーではないんだけれど…。

画像: ガラス越しの撮影なので、少し写りが悪いのはお許しを。手前にエンジンとミッションも展示されている。

ガラス越しの撮影なので、少し写りが悪いのはお許しを。手前にエンジンとミッションも展示されている。

このクルマの名前は「ミカサ・ツーリング」。1957年から60年にかけて、オフィス家具メーカーの岡村製作所が製造・販売していた。
クーペタイプの「ツーリング」と、バンタイプの「マークI / マークII」が製作された。
全長3810×全幅1400×全高1365mmのコンパクトなボディに搭載されたエンジンは585ccの水平対向2気筒で、ミッションは2速トルコンAT。いずれも岡村製作所が独自に製作した。駆動方式は前輪駆動。

だが、岡村製作所が独自にクルマを研究開発・製造販売を続けるための莫大なコストを回収する問題は解消できず、1960年に生産打ち切りとなった。
3年間に製造されたミカサは約500台で、ほとんどがバンタイプだった。

東京メトロ・赤坂見附駅のそばにある、岡村製作所「いすの博物館」1階に、このミカサ・ツーリングは展示されている。
クルマ好きなら、一度は見ておきたい1台だ。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.