1982年まで、日本の量産車にはカウリングも低いハンドルも許されていなかった。これらの規制が緩和されたのがレーサーレプリカの誕生を促したのである。そして1983年2月20日SUZUKIから発売された日本のレーサーレプリカ第1号RG250Г。そこから始まったレーサーレプリカブームの軌跡!
今回は1988/1992/1991年に発売されたSUZUKIWOLF/200/125をご紹介。

カウルを取り払った派生型

画像: (日本のバイク遺産 -レーサーレプリカ年代記-©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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ウルフにはRGV250Γベースに1988年に発売された250cc版も存在した。フルカウルを取り去って極太のフレームを剥き出しにし、オーソドックスな丸いヘッドライトを装着してネイキッドスタイルにしただけでなく、ハンドルやステップを変更してポジションをタイトなレプリカ的なものから、アップライトな方向に大きく変更。またフロントブレーキがダブルディスクからシングルディスクとされ、二次減速比もショート化するなど、サーキットではなく街乗りで俊敏に走るための細かな改良を受けていた。

スズキの2ストロークエンジン搭載モデルの伝統的なペットネームである「ウルフ」。その由来は、力強さ、そしてスピードをイメージさせる「狼」。

そんなウルフの名を持つ3代目となるこのモデルは、伝統のペットネームと、スズキの伝説の名車ガンマ2つの伝説を併せ持つ、SUZUKIにとっての渾身の1台とも言えるモデルだったのです。

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