「AMG」は、創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Aufrecht)、エンジニアのエアハルト・メルヒャー(Melcher)、そしてアウフレヒトの故郷であるグロース・アスパッハ(Grosaspach)の頭文字を取った名前です。
現在でも通じる、飽きのこない外観ですね。当時「AMG メルセデス 190E」は小ベンツとも呼ばれており、コンパクトなメルセデスのはじめとなったモデルです。

AMG メルセデス 190E(1985年)

画像: AMG メルセデス 190E(1985年)

メルセデスのチューナーとして知られるAMGはすでに17年の歴史をもち、社長のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト自身がベンツ社に籍をおいていただけに、この両者の関係は密である。190のデビューとともにAMGは、当然この小型ベンツのチューニングを手がけるが、他のチューナーとは異り上級シリーズ用の2.3ℓエンジンをパワーアップして190Eに移植した。160PSの出力はカムとヘッド加工によるもので、前後にスタビライザーを入れ、AMG8JX16のホイールにピレリP7・205/55V R16をリアに履かせ、サスペンションもパワーに対応させている。エンジンはこの他に2ℓを140PSにアップさせたものも用意されるが、いずれも最高速は200km/hを超える。(世界の自動車年鑑)

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