1995年に講談社の「週刊ヤングマガジン」で連載が開始された、しげの秀一先生の永遠の名作「頭文字D」。限りなくリアルなバトル描写や迫真のスピード感。すべてのクルマ好きの夢が詰まったDの世界。その中でも一番の見せどころである様々な強敵との峠バトル!今回は藤原とうふ店 藤原拓海 AE86 トレノvs 赤城レッドサンズ 中村賢太 S14 シルビアQ'sに注目したいと思います。

ウエット路面を突き抜ける!天才ランナー驚愕の速度域

画像1: (頭文字Dファンブック©しげの秀一©講談社©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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タイヤが減らない雨の日を選んでいつも朝まで走っていたというケンタ。雨のキャリアならチーム内で一番と自負している。反対に拓海は、雨は飛ばせないし、クルマぶつけたらオヤジにグーで殴られるから普通に走るよ、とリアシートに乗せた樹に告げる。

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トラクションをかせぐためリアシートに樹を乗せてバトルに挑んだ拓海。雨は苦手と言いながらも、ミッションに負担がかからないウェット路面の特性を深く理解しており、アンダーを消してリアを滑らせるキッカケにシフトロックを多用するなどのテクニックを駆使し、絶好調に見えたケンタを簡単に抜き去るのです。

このバトルでの拓海の走りを見た事をきっかけに、高橋涼介は構想中の新プロジェクトであったプロジェクトDのドライバーとして、拓海に深く興味を持ちました。

バトルフィールド:妙義山

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赤城、榛名とともに上毛三山に数えられる妙義山。お互いアウェイコースでのバトルでしたが、ケンタはウェット路面を走り込んでおり、自信に満ちていたのに対し、拓海はウェットとしての走り込みの経験は無かったものの、毎日の豆腐の配達でどんなコンディションでの走り方も自然に身についていたのです。

NISSAN SILVIA Q's AERO

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スタイリッシュな外観とFR駆動システムが受けてスペシャルティ人気を復活させたS13シルビア。S14ではターボ、NAとも動力性能を向上させたが、高級感を高めて3ナンバー専用ボディにしたことで走り屋たちの支持を減少させてしまった。そこで、走り屋好みのスタイリングにすべく、95年のマイチェンで投入されたのがエアロシリーズだ。ケンタのQ'sは3ナンバーのボディに4気筒NAの組み合わせにより素直なハンドリングを実現。
大きめの入力に対しても剛性あるボディとストローク量のあるサスにより吸収力は高く、スペシャルティらしい乗り心地を提供する。

マフラーとコンピュータを交換した程度のチューニングで数々のバトルを制してきたケンタのシルビア。

赤城レッドサンズの高橋啓介の愛弟子というのも納得の実力です。

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