CBとは何か。CBとはスーパースポーツである。スーパースポーツとは何か。それは他を圧倒する高性能である。ナンバーワンである。他には真似出来ないハイメカニズムである。そんなCBの名を受け継ぐ名車の物語から、今回はCBXを紹介したいと思います。

無限の可能性を秘めて〝X〞と名付けられたCB

画像: 1978(オートバイ Classics©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

1978(オートバイ Classics©モーターマガジン社)

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Zを倒すにはどうすればいいか?Zを上回る高性能。Zを上回るメカニズム。
ホンダにしか造れないもの。それこそがCBXだった。

画像: 1980(オートバイ Classics©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

1980(オートバイ Classics©モーターマガジン社)

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15馬力ダウンした'80年型CBX。キャブのセッティング、カムプロフィール等の変更により、中低速域は充実したが、高速域の伸びは抑えられた。スイングアームのピボット部がプッシュ式からニードルローラーベアリングとボールベアリング計2個の3点支持となる等、車体は充実。

画像: 1981(オートバイ Classics©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

1981(オートバイ Classics©モーターマガジン社)

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'81年型。大型カウリング、プロリンクサス、ベンチレーテッドディスクを採用したツアラーになったCBX。車重は272㎏。このカウルは元々CBX用に開発されたものなのだが、CB900F2、CB1100R、CB750FボルドールⅡ等に採用されていく。Rタイヤを4.25-18から130/90-18へと変更。

打倒Kawasaki Z1を掲げ、CBシリーズの頂点を意味する文字を付けたCBX。発売当初、HONDAのが開発に精力を注いだこのモデルに注目が集まり、多くのユーザーから歓迎を受けました。しかし、いざ、市場に出回ってみると『高速域でグワングワンよれる』という不具合を指摘する声が多く上がる結果となりました。

その理由は開発担当者の意識のすれ違いによるもので、エンジン担当者は、「レース使用OK、120PS以上対応」という基準で開発を進め、フレーム担当者は「レースの事は全く考えてなかった」という方針で開発を進めた事にありました。

そして、CBXはマイナーチェンジが進む毎にマイルドで乗りやすい多くのツーリングライダーに愛される車両と進化していったのです。

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