TT-F1が750ccになった時代、公道用市販車としての750ccクラスの人気が低下しても、レース用として750cc車の存在を消すことはできなかった。そしてナナハン・レプリカに着火したのは、またしてもスズキだったのです。そんなナナハン・レプリカの魅力!第3回目はYamaha FZR750R(OW01)をご紹介。

Yamaha FZR750R(OW01)

画像: 1989年4月1日発売200万円(500台限定)(Bikers Station©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

1989年4月1日発売200万円(500台限定)(Bikers Station©モーターマガジン社)

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1987~88年と鈴鹿8耐を連覇したワークスレーサーYZF750を忠実に再現した、スーパーバイク用のレースベースモデル。エンジンは、FZR750のボア×ストローク68×51.6㎜を72×46㎜へショートストローク化した水冷5バルブ並列4気筒で、YZFと主要数値を同じとしたアルミ製デルタボックスフレームに搭載する。また、排気デバイスのEXUPやオーリンズ製のリアショックユニット、FRPカウルを装備。価格はRC30を上回る200万円だったが、限定500台は即刻完売した。

ロードレース用オートバイ開発の社内呼称と同じ呼称で開発された最初の市販車という事で、OW01と名付けられたこのFZR750Rは、保安部品を外せばすぐレース参戦できるポテンシャルを有していた為、国内販売価格200万円とかなり高価なモデルで、しかも500台限定であったにも関わらず、予約抽選で即時完売という人気ぶりでした。

レーサーレプリカブーム真っ只中でYAMAHAが投入した当時のYAMAHAの頂点とも言えるこう戦闘力のレプリカマシン!!!今での多くのライダー達の憧れの1台となっているのです。

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