先日、公開とともにそのスタイリングが賛否両論を巻き起こした、ザガートがデザインしたスペシャルなMVアグスタですが、なんと報道によるとそのオーナーとなる人は日本人らしいのです!

オーナーは日本の若き起業家!?

そのことを報じたのは、一流メディアのSport Rider MAGAZINEです。記事によると、伊ミラノのザガートのスタジオで、デザイン&組み立てされたワンオフのアトリエ・モーターサイクルであるF4Zは、日本の若い起業家のために作られたものとのこと。

その人物はモダン・ザガート・カーのコレクターであり、イタリアン・モーターサイクルのコレクターでもあるそうです。プレスリリースには、「所有者は若い日本人のビジネスマンで、ファッションと出版の分野を含むホールディングの社長である」と書かれており、クルマよりもモーターサイクルが第一、というその人物のライフスタイルを、F4Zは表現したとも記されています。

画像: フランスのシャンティイでのコンコース・デレガンスに出展されたF4Z。このイベントは、自動車のマニュファクチャーたちが、新作のクルマ、そしてカスタムカーなどを展示する催しです。 cdn.rideapart.com

フランスのシャンティイでのコンコース・デレガンスに出展されたF4Z。このイベントは、自動車のマニュファクチャーたちが、新作のクルマ、そしてカスタムカーなどを展示する催しです。

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日本の道で遭遇すること、あるのかな??

経営再建中のMVアグスタですが、ザガートとのコラボにより作られたF4Zは、ニッチなコレクター向けのスペシャルを提供するという新しいビジネスへの進出・・・をMVアグスタが模索していることを示しているのでしょう。

ソコソコのオネダンで、多くの数を売ることができるモデル・・・を作ったほうが、経営立て直しにははるかにプラスになるのは自明の理ですが、このF4Zのような話題作を作ることで、業界での存在感を増加させることは、ブランドイメージの周知や向上にはプラスになります。

画像: F4Zの特徴であるボディパネルは、すべて手作りというもの。一方で、CAD-CAM-CAE技術や3Dプリンターなどの先端技術も駆使されており、昔ながらの職人技と最新技術の融合作・・・といえるのでしょう。 cdn.rideapart.com

F4Zの特徴であるボディパネルは、すべて手作りというもの。一方で、CAD-CAM-CAE技術や3Dプリンターなどの先端技術も駆使されており、昔ながらの職人技と最新技術の融合作・・・といえるのでしょう。

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ところで気になるのは、日本人のオーナー氏はこのF4Zを日本に持ってきて、日本の道を走らせるのか・・・です。世のコレクターには2種類に分類されます。一方は積極的に走ることに喜びを感じるタイプ。もう一方は秘匿し、自分だけの満足感に浸るタイプです。

どのようにコレクションを楽しむのか、は所有者の想い次第であります。ただ、ひとりの庶民の希望としては、ぜひ各種イベントなどにこのF4Zを登場させて、多くの人の目を楽しませてくれたら、感謝感激雨あられ・・・だなぁ・・・と思います。

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