ハイアマチュア、プロ写真家が「欲しい!」と思うカメラ

まず、そのスペックを見ただけでカメラ好きな人なら「これほどトータルバランスに優れたデジタル一眼レフカメラが今までにあっただろうか?」と率直に思うことだろう。それほど、本日(8月25日午後1時=日本時間)発表になったキヤノンEOS 5D MarkⅣは良くできたカメラだ。

ハイアマチュアはもちろん、プロフォトグラファーにも非常に魅力的な一台といえる。発売は2016年9月8日(木)予定。詳細は月刊カメラマン2016年10月号(9月20日発売)、そしてカメラマン編集部責任編集のムック「キヤノンEOS 5D MarkⅣオーナーズBOOK」(10月1日発売予定)を参照して欲しい。

画像: 詳細なスペックについては以下のリンクを参照。 cweb.canon.jp

詳細なスペックについては以下のリンクを参照。

cweb.canon.jp

「手頃なフルサイズ機」の進化と熟成はどう進んだか?

EOS 5D シリーズは、APS-Cセンサー機がまだ主流だった時代の2005年に「手が届く35mmフルサイズ機」として初代EOS 5Dが登場。その後、2008年に高感度画質と操作性を高め「一眼レフでフルHD動画」が撮れるEOS 5D MarkⅡ、さらに2012年には連写性能と高感度画質をさらに高めたEOS 5D MarkⅢへと進化。

2015年にはカメラ業界に衝撃を与えた5060万画素という超高画素数で解像力重視の派生モデルEOS 5Ds/5Ds Rが登場した。そして今回のEOS 5D MarkⅣの登場によって、EOS 5Dシリーズはさらなる進化と熟成を遂げている。

画像: EOS 5D MarkⅣのボディはプロユースに耐える堅牢性を維持しながら、従来機EOS 5D MarkⅢに比べて約860gから約800gへ約60gの軽量化を実現した

EOS 5D MarkⅣのボディはプロユースに耐える堅牢性を維持しながら、従来機EOS 5D MarkⅢに比べて約860gから約800gへ約60gの軽量化を実現した

画像: 基本的にはEOSシリーズの操作性を踏襲しつつ、測距エリア選択ボタンを新設した。操作ボタンカスタマイズで割当てることにより、測距エリアのダイレクトな切り換えが可能となり、操作性も向上している。背面液晶モニターはワイド3.2型(3:2)で約162万ドット。

基本的にはEOSシリーズの操作性を踏襲しつつ、測距エリア選択ボタンを新設した。操作ボタンカスタマイズで割当てることにより、測距エリアのダイレクトな切り換えが可能となり、操作性も向上している。背面液晶モニターはワイド3.2型(3:2)で約162万ドット。

画像: EOS 5D MarkⅣのトップ部。ペンタ部周辺にWi-Fiモジュール、GPSモジュールをスマートに収めている。

EOS 5D MarkⅣのトップ部。ペンタ部周辺にWi-Fiモジュール、GPSモジュールをスマートに収めている。

画像: 記録メディアは2つのスロットを採用。写真右側(奥)のCFカード(タイプⅠ準拠、UDMAモード7対応)、そして手前側のSD/SDHC/SDXCメモリーカードはUHS-Ⅰカード対応だ。

記録メディアは2つのスロットを採用。写真右側(奥)のCFカード(タイプⅠ準拠、UDMAモード7対応)、そして手前側のSD/SDHC/SDXCメモリーカードはUHS-Ⅰカード対応だ。

その優れた特長を見ていこう!

それではEOS 5D MarkⅣ主な特長を順を追って見ていこう。
●画像処理エンジンはハイエンド機EOS-1D X MarkⅡと同じ「DIGIC6+」を搭載
●約3040万画素フルサイズCMOSセンサーを採用
●常用ISO感度は100-32000(拡張時ISO102400)

画像: カメラの頭脳ともいえる画像処理エンジンにはキヤノンのハイエンド機EOS-1D X MarkⅡと同じ「DIGIC6+(プラス)」を採用。高ISO感度を実現し、高感度時の色ノイズを低減するとともに、画像処理能力や回折補正、カメラ内RAW現像などにも対応できるようになった。

カメラの頭脳ともいえる画像処理エンジンにはキヤノンのハイエンド機EOS-1D X MarkⅡと同じ「DIGIC6+(プラス)」を採用。高ISO感度を実現し、高感度時の色ノイズを低減するとともに、画像処理能力や回折補正、カメラ内RAW現像などにも対応できるようになった。

画像: EOS 5D MarkⅣの35mmフルサイズCMOSセンサー(有効画素約3040万画素)とAFセンサーユニット。有効画素数を約3040万画素という設定は高画質とハンドリングの良さを両立させたスマートな選択だ。

EOS 5D MarkⅣの35mmフルサイズCMOSセンサー(有効画素約3040万画素)とAFセンサーユニット。有効画素数を約3040万画素という設定は高画質とハンドリングの良さを両立させたスマートな選択だ。

連写性能は最高約7コマ秒、AF測距エリアも拡大!

●高速連写性能は最高約7コマ/秒(EOS 5D MarkⅢは最高約6コマ/秒)で
ファインダー像消失時間がEOS 5D MarkⅢよりも短縮
●61点高密度レティクルAF II、最大41点のクロス測距
(F8AF最大61点、中央低輝度限界-3EV)
●視野率100%インテリジェントビューファインダーⅡ

画像: 有効画素数約3040万画素でありながら、シャッターユニットを新規開発して約7コマ/秒の高速連続撮影を可能にし、さらにミラーショックの低減も両立させている。

有効画素数約3040万画素でありながら、シャッターユニットを新規開発して約7コマ/秒の高速連続撮影を可能にし、さらにミラーショックの低減も両立させている。

画像: 左がEOS 5D MarkⅣで右が従来機のEOS 5D MarkⅢのファインダー情報。キヤノン・デジタル一眼レフのハイエンドモデルEOS-1D X MarkⅡのAFシステムを搭載し、測距エリアをさらに縦方向にワイド化した。AF測距点は従来と同じ61点でも、測距エリアの拡大だけでなく、低輝度側の測距輝度範囲の拡大(暗い撮影状況でのピント精度の向上) 、全点F8(絞り値)AF対応など、飛躍的に進化している。電子水準器の表示や撮影設定情報表示などのカスタマイズも充実している。

左がEOS 5D MarkⅣで右が従来機のEOS 5D MarkⅢのファインダー情報。キヤノン・デジタル一眼レフのハイエンドモデルEOS-1D X MarkⅡのAFシステムを搭載し、測距エリアをさらに縦方向にワイド化した。AF測距点は従来と同じ61点でも、測距エリアの拡大だけでなく、低輝度側の測距輝度範囲の拡大(暗い撮影状況でのピント精度の向上) 、全点F8(絞り値)AF対応など、飛躍的に進化している。電子水準器の表示や撮影設定情報表示などのカスタマイズも充実している。

現時点で考え得る新機能などをフル搭載!

●15万画素RGB+IR測光センサーを搭載
(iTR AF/フリッカーレス撮影)
●デュアルピクセルCMOS AFの採用
●EOS MOVIE(4K30p/FHD60P/HD120P/4Kフレームキャプチャー/HDMIスルー※FHDのみ)
●防塵防滴/GPS,Wi-Fi内蔵/タッチパネル操作可能/ワイド3.2型162万ドット液晶モニター/IPTC対応/
●周辺光量補正/色収差補正/歪曲収差補正/回折補正/カメラ内デジタルレンズオプティマイザ/DPRAW

画像: タッチパネルを採用した液晶モニターにより、ファインダーを覗かないライブビュー撮影でも任意のポイントにAF(オートフォーカス)ポイントを設定できる。

タッチパネルを採用した液晶モニターにより、ファインダーを覗かないライブビュー撮影でも任意のポイントにAF(オートフォーカス)ポイントを設定できる。

画像: Wi-Fi、GPS、NFCの各モジュールをスマートに配置して、EOS伝統の滑らかな曲線を基調としたエルゴノミックデザインを踏襲している。

Wi-Fi、GPS、NFCの各モジュールをスマートに配置して、EOS伝統の滑らかな曲線を基調としたエルゴノミックデザインを踏襲している。

画像: EOS 5D MarkⅣに専用オプションのバッテリーグリップ「BG-E20」を装着した状態での防塵防滴構造。赤い部分がシーリング部材。アウトドアでの撮影時、雨や砂塵などに見舞われても安心だ。

EOS 5D MarkⅣに専用オプションのバッテリーグリップ「BG-E20」を装着した状態での防塵防滴構造。赤い部分がシーリング部材。アウトドアでの撮影時、雨や砂塵などに見舞われても安心だ。

気になるその価格は?

さて気になるEOS 5D MarkⅣの価格だがオープンプライスで、以下はキヤノンオンラインショップの参考価格だ。
■ボディのみ:43万2500円(税別)
■24-70mmF4Lレンズキット:54万7500円(税別)
■24-70mmF2.8L Ⅱレンズキット:61万7500円(税別)
■24-105mmF4L Ⅱレンズキット:55万7500円(税別)※このキットのみ2016年10月下旬発売予定。

ムービーも要チェックです!

また本日、EOS 5D MarkⅣの特長紹介動画も公開されている。

画像: EOS 5D Mark Ⅳ 特長紹介【キヤノン公式】 youtu.be

EOS 5D Mark Ⅳ 特長紹介【キヤノン公式】

youtu.be

EOS 5D MarkⅣはイベントも盛りだくさんだ!

さらにEOS 5D MarkⅣの発売キャンペーンも注目だ。

EOS 5D シリーズの魅力を写真家が語るスペシャルセミナーもある。このイベントにはEOS 5D MarkⅣ体験コーナーも設置される。早く実機を触ってみたい人は、8月27日(土)、28日(日)、9月3日(土)、4日(日)、9月10日(土)、11日(日)に全国14会場で開催される、このイベントへ行こう!

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