ハーレーダビッドソンとともに、アメリカのメジャーメーカーとして絶大な知名度を誇るブランドがインディアンです。そんなインディアンの、1953年当時を今に伝えるCMをご紹介します。

ビッグチーフの組み立ての模様がよくわかります

1953年は、20世紀初頭から数多くの名車を生み出していたインディアンが、財政難からすべてのモデルの生産をストップさせた年です。この動画を見ていると、そんな時代にスプリングフィールド工場ではこんな感じで大排気量のチーフを組み立てていたのだな・・・という感慨にふけてしまいます。

画像: 動画はヒルクライム競技で活躍するインディアンの姿からスタートします。 www.youtube.com

動画はヒルクライム競技で活躍するインディアンの姿からスタートします。

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画像: 1950年型から、インディアン最大排気量のチーフは80 cu in (1,300 cc)の排気量を採用しています。なんとプライマリーチェーンは、大トルクに耐えうる4重タイプを使用しています(クラッチ側スプロケットは3枚で、4重チェーンの奥から2列目は発電機のスプロケット駆動に使います)。 www.youtube.com

1950年型から、インディアン最大排気量のチーフは80 cu in (1,300 cc)の排気量を採用しています。なんとプライマリーチェーンは、大トルクに耐えうる4重タイプを使用しています(クラッチ側スプロケットは3枚で、4重チェーンの奥から2列目は発電機のスプロケット駆動に使います)。

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画像: エンジン+駆動系を搭載するときはふたりがかり。それでも腰が痛くなりそう・・・ひ弱な私はそう思ってしまいます(苦笑)。 www.youtube.com

エンジン+駆動系を搭載するときはふたりがかり。それでも腰が痛くなりそう・・・ひ弱な私はそう思ってしまいます(苦笑)。

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インディアンが完成するまで、の工程を動画でお楽しみください

第二次大戦後の1945年、デュポン家からラルフ・ロジャースの手中に移ったインディアンブランドですが、ロジャースは名車の誉れ高い750ccのスカウトシリーズを廃盤とし、149ccや、249ccの小型車製造に重点を置くという方針変更を打ち出します。

その是非はさておき、結果としてはこの方策はインディアンの財政にはプラスに働くことはありませんでした。そして、インディアンは1953年の破局を迎えることになるのです。

この時代までに作られたインディアンVツインのスカウトとチーフは、今でもこれらこそが最良のアメリカンバイクと信じる愛好家たちに支持され、現役で趣味の対象として愛用されています。ビンテージバイクのエンスージャスト向けの動画ではありますが、ぜひご観賞ください。

画像: 1953 Indian Motorcycle Commercial youtu.be

1953 Indian Motorcycle Commercial

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