カワサキ車のなかでも、もっとも多くのバイク好きに影響を与えたモデルのひとつにZがある。1972年に登場した空冷4気筒900㏄エンジン搭載の最強最速マシンは世界中に多くのファンを生み、その魅力に惹かれ、奥へ奥へと引きこまれたマニアを作り出した。
ここで紹介する藤野さんもそのマニアと言われる存在のひとりだ。
Z系を中心とした旧車レプリカパーツで支持されているドレミコレクション東京営業所所長である。

ドレミコレクション 東京営業所 所長
藤野 高行 氏

バイクは漫画から影響を受けたという藤野さんはZの魅力にハマり、「テイスト・オブ・ツクバ」でも、以前はAMAスーパーバイクヨシムラレプリカのZ1で参戦していた。モンスタークラスで予選も通過する腕前だ。/©モーターマガジン社

ファン?マニア?カワサキ中毒(笑)

藤野氏はこう言う。
「Z1が好きっていうか俺の場合はもうマニアですよね。突き詰めてフレーム番号とエンジン番号が一致しているZ1を所有してます。で、パーツの部分でも突き詰めちゃっててね。例えば、初期、中期、後期ってあって、その中でも中期の中期の・・っていうのがあるわけですよ。
で、そういうことを理解していくことも好きなの。純粋に純正が好きなんだよね。
ただ、純正が好きだから使えなくなるんですよ。好きすぎて乗れなくなる。純正だと乗れないから、レプリカのドレミ製パーツを使ったり、レストアしたZに乗るんです。
もしかしたら、ちょっといき過ぎちゃってるかもしれませんね。

画像: ところ狭しとパーツが置いてあるドレミ東京。現在、拡張計画中で車両展示などもする予定だ。/©モーターマガジン社

ところ狭しとパーツが置いてあるドレミ東京。現在、拡張計画中で車両展示などもする予定だ。/©モーターマガジン社

『純正のデッドストックのパーツ出てきた!』ってなっても絶対使えない(笑)。『お〜!』ってなるじゃん?お〜!ってなったまんま新聞紙にくるんでしまっちゃう(笑)。
だけど、レプリカとか中古だったら、心置きなく自分の使いたいように装着して、走って、傷だらけになってってのが出来る。

中古だったらそうなってもとっておくけど、レプリカだったら交換でいいでしょ?リペアパーツを使ってレストアしたら、それは厳密にはもう純正ではなくなるじゃないですか。だから、レプリカはレプリカとして楽しまなきゃ。」

カスタムすることでゼファーはもっと楽しめる

そんなレプリカを楽しむいう観点で作られているのがドレミコレクションのパーツであり、ここで紹介する藤野さんが乗るゼファー750のFXスタイルだ。

画像: KAWASAKI ZEPHYR 750 FX Style/©モーターマガジン社

KAWASAKI ZEPHYR 750 FX Style/©モーターマガジン社

藤野氏はこう続ける。
「カスタムは楽しんで欲しいけど、自分が作ったこの形をユーザーの人に押し付けるつもりは全くないですし、むしろ、この形に興味を持ってもらえなくてもいいんです。レプリカだったら心置きなく自分の使いたいようにパーツを使い倒せるからね。
このゼファーはあくまでも見本。あえて、やり過ぎてるくらいの見本ですね。

でも、お客さんがこれを見て自分のバイクのイメージを沸かしてくれればいいんですよね。ついてるパーツを押し付ける気もないし。もし、欲しくなったらどうぞって思うし、使ってるパーツが壊れたらどうぞって思います。
自分のバイクのことなんだから自分のペースで楽しんで貰えればいいんですよ。ゼファーならそれが出来るしね。」

本格的なFXスタイルをお手軽に

まるでFXそのもののようなスタイルにカスタムされたゼファー750は、ドレミコレクションのオリジナル「FX-1タイプ」スチールタンクセットを装着。2016年鉄タンクバージョンとして登場したアイテムだ。
スポーツモデルのような形状のヨシムラマフラーもこの車両のために専用で製作されたもので、全身手の入ったこの車両で藤野氏は「テイスト・オブ・ツクバ」に参戦している。

画像: ドレミコレクションのデモ車とも言えるゼファー750FXスタイルは、街乗りとしても乗るが、レースにも参戦できる車両。ゼファーカスタムの奥深さを伝える1台である。/©モーターマガジン社

ドレミコレクションのデモ車とも言えるゼファー750FXスタイルは、街乗りとしても乗るが、レースにも参戦できる車両。ゼファーカスタムの奥深さを伝える1台である。/©モーターマガジン社

さて、あなたは共感できただろうか?
ご興味のある方は、一度ぜひ足を運んでみては。

店舗情報

ドレミコレクション東京営業所
東京都墨田区堤通1-11-23
TEL:03-5631-8228
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