2003 DUCATI Desmosedici GP3:
ついにGP参戦を開始した最後の大物、ドゥカティ
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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ワールドグランプリに4ストロークマシンが出場OKとなった理由のひとつは、ドゥカティの参戦を実現させるためだった。スーパーバイクで常勝を誇るマニュファクチャーをGPにも参戦させ、より多くのコンペティターを揃えたい、というレース主催者側の思惑とファンの期待である。
そしてドゥカティもそれに応じ、モトGP元年の2002年にプロトタイプを発表。ドゥカティの代名詞であるスチールトレリスフレームに、スーパーバイク用Lツインを横に並べたようなL型4気筒エンジンを搭載するレーシングマシン——ドゥカティはそれを、デスモセディチ、と名付けた。

画像: デスモセディチとほぼ同じ、と説明されてデビューした市販モデル、デスモセディチRRの車体レイ アウト。(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

デスモセディチとほぼ同じ、と説明されてデビューした市販モデル、デスモセディチRRの車体レイ アウト。(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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MotoGP元年より1年遅れて参戦を開始したDUCATI。誰もが待ち望んでいたこの参戦は、全ての人の期待通り、デビュー戦で3位表彰台を獲得。そして、カタ ルニアGPで初優勝をマークするという凄まじい結果となった。そして、DUCATIのホー ムであるムジェロでは、この年のMotoGPレコードである332.4km/hを記録するなど、絶好調の成績で初年度を終えた。

2004 DUCATI Desmosedici GP4 :熟成を図るも 未勝利に終わる
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バルブ開閉機構に一般的なスプリングを用いず、ドゥカティの代名詞であるデスモドロミック(強制弁開閉式)を採用するL型4気筒エンジンをパイプを用いたトラスフレームに搭載するデスモセディチGP。2004年シーズンからサテライトチームに旧型マシンを供給して参戦。

デビューイヤーの快進撃がこのまま続くかと誰もが疑わなかった2004年シーズン。前年のマシンを熟成進化させ、さらにパワーアップしたことでマシンのバランスを崩してしまったのか、勢いを失ってしまう。試行錯誤により、シーズン後半、勢いを取り戻したものの、2人のライダー(ロリス・カピロッシ/トロイ・ベイリス)が1度ずつ表彰台を獲得したのみの苦しい結果となる。

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