ボルボのクリーンディーゼル車を8カ月間長期テスト(4カ月目)

(Motor Magazine2016年1月号)

画像: 2015年11月の走行距離=1192km。1カ月の平均燃費リッター13.0km。先月、今月とXC60 D4 SEの満タンでの航続距離がどのくらいになるのかを把握するため、燃料計の目盛りが残りひと目盛りになるまで走ることにした。その結果、先月は983.2km、今月は857.1kmとともに楽に800kmを超えられることがわかった。さて、今月の平均燃費だが、高速道路を走るような長距離移動が2回と少ないことが影響し、先月よりもリッター0.7km悪化して1リッターあたり13.0kmにとどまった。それでも十分満足できる燃費である。

2015年11月の走行距離=1192km。1カ月の平均燃費リッター13.0km。先月、今月とXC60 D4 SEの満タンでの航続距離がどのくらいになるのかを把握するため、燃料計の目盛りが残りひと目盛りになるまで走ることにした。その結果、先月は983.2km、今月は857.1kmとともに楽に800kmを超えられることがわかった。さて、今月の平均燃費だが、高速道路を走るような長距離移動が2回と少ないことが影響し、先月よりもリッター0.7km悪化して1リッターあたり13.0kmにとどまった。それでも十分満足できる燃費である。

前回、ここでリバースポジションにしたときにリアビューカメラが連動しなくなった、と報告した。またその設定方法も記したが、その時のセンサス画面をここに掲載する。

画像: このカメラメニューのように使ったことのない機能がありそうだ。ボルボは奥が深い。

このカメラメニューのように使ったことのない機能がありそうだ。ボルボは奥が深い。

まずこの設定画面を出すには、センタースタックにある「CAM」ボタンを押してリアビューカメラを起動させる必要がある。そしてそのリアビューカメラが映し出した画面のまま、「メニュー」ボタンを押すのだ。すると上の画面になる。そこで必要な項目のチェックを入れたり外したりするだけである。

便利なフロント&サイドビューカメラを使いこなす

ちなみに、私の場合は、オートリバース作動、距離バーやガイドラインの表示にチェックを入れ、スタートアップ時には左カメラ(左側のサイドミラーに装備)からはチェックを外している。XC60に装備されるサイドビュー&リアビューカメラはとても便利な装備だ。決してコンパクトとは言えないXC60は、こうした装備があれば積極的に活用したい。

とくに後退時は、リアビューカメラの画像で安全を確認し、クロストラフィックアラートで後方左右からの接近を警告してくれる機能によってさらに安全が確保される。これはとてもありがたいと日頃から実感している。

画像: あまりにも作動させる頻度が多いので、音声コントローツスイッチ部だけイラストが薄くならないか、時々心配になる。

あまりにも作動させる頻度が多いので、音声コントローツスイッチ部だけイラストが薄くならないか、時々心配になる。

ボルボ・カー・ジャパンの英断

こうした安全に配慮した装備を〝インテリセーフ〞というパッケージで標準装備化しているボルボ・カー・ジャパンの英断にはいつも感心している。自動ブレーキや車線逸脱警告など安全関連装備は、ユーザーに付ける付けないを選ばせるのではなく、メーカーが標準装備するのが望ましいと日頃から考えている。

さらに今回は積極的に使ってほしい機能も紹介する。それがここでも何度か紹介している「音声コントロール」のスイッチである。ボルボの音声認識力はとても優秀で、さらに学習効果もあるため、とても使いやすい。

画像: トリップメーターのリセットスイッチはウインカーレバーにある。アクティブヘッドライトはスイッチがオートの時に作動する。

トリップメーターのリセットスイッチはウインカーレバーにある。アクティブヘッドライトはスイッチがオートの時に作動する。

前々回に、地図の縮尺を変えるコントローラーはとても使いにくいと書いたが、音声コントロールを使うとそれは逆に使いやすくなるのである。たとえば地図を拡大・縮小したいときは「詳細」または「広域」と言えばいいだけなのだ。この音声認識システムは、今ではなくてはならない機能のひとつになっている。ちなみに私のよく使うコマンドは、「テレビ」「ナビ」「目的地設定」「詳細」「広域」「渋滞情報」「案内中止」「目的地履歴」である。

またウインカーレバーだが、ここにはメーター内のトリップ計のリセット機能スイッチや情報切り替えダイヤル、そこで使用するOKスイッチなどが集約される。たとえばクルマから発信されるメッセージの内容を確認するには、ここのスイッチを押す必要があるのだ。そうした機能を一度覚えてしまえば使いやすいのでぜひとも活用してほしい。(文:千葉知充/写真:永元秀和)

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