第111回は、 「ガゼールシリーズ」 の3車種をご紹介します‼︎シルビアの兄弟車だった“エレクトロニクス・ガゼール”。現代では、カーナビゲーションのあるクルマは普通になりましたが、技術のニッサンはなんと、この当時にドライブ・コンピュータを日本で初めて搭載したクルマでもありました。今のカーナビゲーションと姿形は違いますが、この頃は近未来の技術の進化に心躍らせた方も多かったはず ❤︎ (あぁこ@ロレンス編集部)

ガゼールHT2000EX-Ⅱ(1980年)

画像: ガゼールHT2000EX-Ⅱ(1980年)

“エレクトロニクス・ガゼール”を代表するシリーズ最高級の豪華モデルがXE-Ⅱ。カーエレニクトロニクスの先駆けとなったドライブ・コンピュータのオプション設定も、国産車ではこのXE-Ⅱが最初で、そのほか4スピーカー・システムコンポなどを組み込んだスーパーサウンド・システム、各種ウオーニング、エンジン回転数感応式パワーステア、パワーウインドーなどの高品質を誇る。Z20E型、120PSの動力性も魅力。

ガゼールHB1800T-Ⅱ(1980年)

画像: ガゼールHB1800T-Ⅱ(1980年)

リアに大きく開くハッチゲートを持つファッショナブルなHBに、キャブ仕様のZ18型、105PSを搭載したシリーズのベース・モデル的な車種がT-Ⅱ。とはいってもそこはスペシャリティーカーのガゼールだけに、インスツルメント透過照明や減光式ルームランプなどを組み込んだトータル・イルミネーション・システムからリモコンミラー、パワーアンテナ、ワンアーム・ワイパーなどの標準装備を持ち、価格(東京標準)も141万円(5速)。

ガゼールHB2000XE-Ⅱ(1980年)

画像: ガゼールHB2000XE-Ⅱ(1980年)

機械学会技術賞を受賞したZエンジンにEGIを装着した高性能・低燃費のZ20E型、120PSを搭載。豪華・高品質の装備に加えて10モード燃費で11.5㎞/ℓ、60㎞/h定地走行では20㎞/ℓ(5速)という2ℓクラスでは注目の低燃費モデルでもある。装備の充実ぶりはHT・XE-Ⅱとほとんど共通で、4輪ディスクや185/70SR14ラジアル、本皮巻き2本スポーク・ステア、タコメーターなど“走りの装備”も強力な本格的スペシャリティカー。

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