今40歳以上のライダーなら知っている人が多いと思うんですが、バイクで北極点、南極点の両方に到達した日本人ライダーがいることを知ってますか。

知ってるよって人が多いとは思いますが

画像: 2015 BAJA1000、最後の自分のパートを走る風間深志。photo by Katsuhisa Mikami

2015 BAJA1000、最後の自分のパートを走る風間深志。photo by Katsuhisa Mikami

若い人で、オフロードバイクに興味ない人は知らないかもしれませんね。知らない人はぜひ知ってください。それが、風間深志さんです。風間深志さんを知らなくても、風魔プラス1って店や、FUMA+1などのブランドを知っているって人はいるかもしれませんね。それらのブランドとショップを立ち上げたのがこの風間さんです。

画像: 風間深志さん65歳。メキシコ、バハカリフォルニアにて。

風間深志さん65歳。メキシコ、バハカリフォルニアにて。

その風間さん、キリマンジャロ(タンザニア-5,895m)にバイクで上ったり、ヨーロッパのピレネー山脈をバイクでトレッキングしたりもしています。圧巻なのは、世界最高峰のエベレストにもバイクで上っているんです。さすがに頂上までではないですが、それでも6005mまで上って世界記録を作りました。そしてその後、1987年に北極点、1992年に南極点にそれぞれバイクで到達したのです。もちろん、世界初のことです。山岳地形の場所でオフロードバイクに乗ったことのある人なら、バイクで山に登ることが、どれだけ大変なことなのか想像がつきますよね。

ちなみに風間さんはバイクでの挑戦だけでなく、この間、徒歩での登山や冒険も行っています。

まさに型にはまらない自由な挑戦。しかし、それを実現するのには当然ながらたくさんの苦労もともないました。で、風間さんは2004年にパリ・ダカールラリーに二回目の参戦をした際に事故にあい、左足に大けがをしてしまいます。その後長く治療したのですが、今も機能障害が残るほどの負傷でした。

もうバイクには乗れないだろうと言われていた風間さんですが、2007年にはビッグスクーターでユーラシア大陸を横断。そして昨年は、1983年に風間さんが日本人として初めて参戦したメキシコのデザートレース、BAJA1000にも参戦。これは、風間さんの三男である俳優、風間晋之介さんとの参戦です。そして、これは新しい冒険ストーリーの始まりでもあったのです。

画像: BAJA1000はこうした荒野でヨーイ・ドンするレースです。コースの距離は1400kmくらい。photo by Kmikami

BAJA1000はこうした荒野でヨーイ・ドンするレースです。コースの距離は1400kmくらい。photo by Kmikami

画像: コースが長いので、何人か交代で走ります。もちろん夜も。

コースが長いので、何人か交代で走ります。もちろん夜も。

画像: レーシングコースと舗装路が交わるところで交代します。追いかけるサポートカーにとってもレースなのです。

レーシングコースと舗装路が交わるところで交代します。追いかけるサポートカーにとってもレースなのです。

画像: BAJA1000のスタート地、エンセナダの街中で撮影していたら謎の台湾美女が乱入! 風間さんのまわりはいつも笑顔で溢れてます photo by Katsuhisa Mikami

BAJA1000のスタート地、エンセナダの街中で撮影していたら謎の台湾美女が乱入! 風間さんのまわりはいつも笑顔で溢れてます photo by Katsuhisa Mikami

画像: そして無事フィニッシュ。左から風間深志、晋之介、渡辺裕之(風魔プラス1世田谷店店長)

そして無事フィニッシュ。左から風間深志、晋之介、渡辺裕之(風魔プラス1世田谷店店長)

画像: 偉大な冒険家である風間深志のDNAを受け継ぐ晋之介。彼のプロジェクトのはじまりがこのBAJA1000でした

偉大な冒険家である風間深志のDNAを受け継ぐ晋之介。彼のプロジェクトのはじまりがこのBAJA1000でした

と、この続きを書いちゃうと長くなるので、続きはrider vol.4で!(宣伝か! 宣伝だな・笑)。rider vol.4では、風間さんの話のほか、ブリティッシュ・スーパーバイク選手権に挑戦し続けている清成龍一選手、マン島TTを30年間トップクラスで走り続けたイアン・ロッカー選手のインタビューも掲載しています。

夢を追い、挑戦を続ける素敵なバイク乗りについて、知らない方はぜひとも一度見て頂けると!

画像: 知ってるよって人が多いとは思いますが

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