リスクを恐れず、世間の風当たりにもひるまず、信念をもって前に進む男たち。同時に、ストイックなだけでなく、人生を楽しみ 快活に笑い、欲望や野心を隠さないが爽やかさを失わないイイ男たち。彼らをロレンスMENと呼び、不定期に紹介していく。

Sexyの代名詞

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少なくとも日本で一番名の知れた世界的サッカー選手の名前を挙げよと問われたときに、挙げられるプレイヤーとしては、五本の指に入るだろう。サッカーにそれほど造詣の深くない女子ならば、おそらくはいまだに一番目にくる可能性も高い。

それがイングランドが誇るフィールドの貴公子、デビッド・ベッカムだ。彼は、類まれなるサッカーセンスに加えて、非常に恵まれた容貌を持っている。
生まれはそれほど上級社会というわけでもない。だから若い頃はファッションセンスも見るべきところがなかった。ダサかったと言っても差し支えないかもしれない。

それがいつのまにか、上質なスーツを着こなして、落ち着いた英国紳士の貫禄を示すと思えば、ダメージドデニムを腰履きにして、不良少年の面影を都会的に質的変換させて、セックスシンボルとして一気に頂点に立った。その立役者は誰あろう、愛妻のヴィクトリア・ベッカムだった(元スパイスガールズのPosh Spice)。

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奥様のヴィクトリア

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素直すぎる吸収力

ベッカムは、先述の通り、上流階級の生まれ、ではない。容姿は優れていたものの、当初はハンサムなサッカー選手の一人に過ぎなかった。彼がヴィクトリアと結婚した時期では、ヴィクトリアのほうが数段に格上であったと言える。

世界のセックスシンボルは Posh Spiceであってもデビッド・ベッカムではなかった。
ただ、ヴィクトリアは、ベッカムの素材の良さを十二分に知っていたから、すぐに服の選び方から着こなし、普段の表情の作り方や身のこなしにいたるまで、影のファッションアドバイザーとして強い影響力を発揮しはじめる。
ベッカムの偉さというか、凄さは、妻のアドバイスをひたすら素直に受け入れ、吸収しつづけたことにある。

ホリエモンの愛称で知られる堀江貴文氏は、自分に足りない能力を学習して手に入れようとするよりも、それを既に持っている人物を雇えばいい、というような内容のことを話されていたが、ベッカムの場合もまさにそうだ。
彼は愚直なまでの素直さで、世界のMUSEのアドバイスを容れ、その全てを自分のモノにしていったのである。

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メテロセクシャルな魅力

メテロセクシャルという言葉を知っているだろうか。
そもそもは英国で生まれた言葉で、メトロポリタン(都市型)とヘテロセクシャル(異性愛者)を掛け合わせて作られた造語である。都会的で、見た目にも非常に気を使うタイプで、一見してゲイに近いファッションセンスや嗜好を持つが、性愛の対象はあくまで異性、というのがメテロセクシャルだ。

紳士たるもの、保守的かつ伝統的な服装をするべき、という英国スタイルに、女性的なセンスを持ち込んで、前述のようにゲイファッションに近い柔らかさや優しい印象を加えた、新しいファッションスタイル、ライフスタイルを好む層をいう。
このスタイルを確立し、世界に広めたのが、デビッド・ベッカムなのである。
その立役者はヴィクトリア・ベッカムだが、彼女の進言を取り入れて昇華させたベッカムの寛容さと柔軟さこそ、讃えられるべき美徳なのだ。

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