名設計者のチャールズ B.フランクリンのデザインにより1922年にデビュー。以来、アメリカのインディアンの旗艦モデルとして1953年までラインアップに君臨した名機が"チーフ"です。現代に復活したインディアン・ブランドでも、栄光のチーフの名前は使われております。

画像: インディアン・チーフは、1922年に61cu.in.(1,000cc)で登場。1923年からは74cu.in.(1,210cc)の"ビッグ・チーフ"がデビュー。1,000ccは1928年までの生産でしたが、1,210ccは戦争による中断を経て1948年まで生産されました(写真は1948年型)。なお1950〜1953年型は、80cu.in.(1,300cc)に排気量を拡大しています。 expertautoappraisals.com

インディアン・チーフは、1922年に61cu.in.(1,000cc)で登場。1923年からは74cu.in.(1,210cc)の"ビッグ・チーフ"がデビュー。1,000ccは1928年までの生産でしたが、1,210ccは戦争による中断を経て1948年まで生産されました(写真は1948年型)。なお1950〜1953年型は、80cu.in.(1,300cc)に排気量を拡大しています。

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貴重なエンジンのカットモデル。

この動画に登場するのは、1,210cc時代最終年のチーフのエンジンです。カットモデルを製作したのはカリフォルニア州スタントンのインディアン・エンジニアリング。コレクターアイテムとして、非常に高額なプライスタグがつけられることが常のチーフの、エンジンをカットモデルにしてしまうとは・・・と思ってしまうのはビンボー人の悲しい性でしょうか? せっかくですから、貴重なインディアン・チーフの構造を勉強させていただきましょう!

画像: 1948年型チーフのカットモデル。最初期の1,000ccモデルはプライマリードライブがギア式でしたが、後にチェーン駆動に改められます。 www.youtube.com

1948年型チーフのカットモデル。最初期の1,000ccモデルはプライマリードライブがギア式でしたが、後にチェーン駆動に改められます。

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画像: 大排気量による大きな駆動力を受け止めるため、プライマリーチェーンは4重というゴツさ。 www.youtube.com

大排気量による大きな駆動力を受け止めるため、プライマリーチェーンは4重というゴツさ。

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画像: ボア・ストロークは83 × 113mmというロングストローク。シリンダー前には点火コイルがマウントされます。 www.youtube.com

ボア・ストロークは83 × 113mmというロングストローク。シリンダー前には点火コイルがマウントされます。

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画像: クラッチの上には、ジェネレーター(発電機)を駆動するためのスプロケットが取り付けられています。 www.youtube.com

クラッチの上には、ジェネレーター(発電機)を駆動するためのスプロケットが取り付けられています。

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画像: 後ろ側からは、ハンドチェンジ方式のギアボックスの構造を見ることができます。ドライブスプロケットの外側には、カットモデルを電動モーターで動かすために後付けされたスプロケットとチェーンが見えますね。 www.youtube.com

後ろ側からは、ハンドチェンジ方式のギアボックスの構造を見ることができます。ドライブスプロケットの外側には、カットモデルを電動モーターで動かすために後付けされたスプロケットとチェーンが見えますね。

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画像: リアバンクのカムシャフトスピンドル端部にはウォームギアが付き、点火装置のディストリビューターを駆動します。動弁系はサイドバルブ方式で、ロッカーを介して吸気・排気バルブをそれぞれ開閉させます。 www.youtube.com

リアバンクのカムシャフトスピンドル端部にはウォームギアが付き、点火装置のディストリビューターを駆動します。動弁系はサイドバルブ方式で、ロッカーを介して吸気・排気バルブをそれぞれ開閉させます。

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その流麗なスタイルと、スポーティな走りで多くの人を今も魅了する後期型チーフ・・・。そのエンジンの中身も、古典的ではありますが非常に洗練されてますね。勉強になりました。ありがとうございます!

1948 Indian Motorcycle Engine Cutaway

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