ジャガー Eタイプ。
1961年から75年の間に7万2500台が製造、販売された英国が誇るスポーツカー。オープンカー乗りの憧れである。そのセクシーで優雅な曲線は、女性のそれに例えられることが多く、実際エロティックささえ感じられる。
そのEタイプをベースにレースを前提に開発された、世にも美しい車が存在した。
画像: www.jaguar.co.jp
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打倒フェラーリのために

史上最も美しい車として名高いEタイプだが、レース車両としても用いられ、幾多のレースで優勝を含む好成績を残した。市販車ベースのレースで優勝すれば、その車種の売上は間違いなく伸びる。だからスポーツカーメーカーはこぞってレースに勝てる車両を開発したうえで、その車両をホモロゲーション(市販車ベースのレースの出場公認資格を得ること。通常は公道を走る車両として認められる、最低限の生産台数や販売台数を意味する)を得られる台数生産し、販売した。

画像: THE LIGHTWEIGHT E-TYPE www.jaguar.co.jp

THE LIGHTWEIGHT E-TYPE

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画像のEタイプは、ホモロゲーションを得られるギリギリの台数だけ開発された特別車両で、Eタイプ ライトウェイトと呼ばれている車だ。1962-1964年の間に、わずか12台だけ生産された。
1961年にはレースで好成績を収めたEタイプだったが、1962年にはフェラーリ勢の圧倒され、その悪影響で市販のEタイプの売上が激減した。それを挽回するために作られたのが、このライトウェイトというわけだ。
Eタイプ ライトウェイトは、アルミニウムで作られており、徹底的に軽量化されている。
レースカーでありながら、市販車のイメージを貫くために、オープンカーのままである。ジャガーの矜持というか、ジョンブル魂というか、Singles的には不利を承知でオープンカーにこだわったジャガーの心意気に惚れる。
(結果として、レースの戦績は振るわなかった・・)

ジャガーがライトウェイトを復刻

もともと、ライトウェイトは18台の生産予定だったが、前述のように最終的に作られたのは12台だけだった。
その残りの6台を、2014年6月になってジャガーが改めて再生産すると発表した。ジャガーは現在、インドのタタ財閥の傘下にあり、英国高級車としてのブランドを再構築する必要があったのだろう。市販車としてはEタイプの面影を残すFタイプをローンチしているが、十分ではないと判断したのかもしれない。最大のブランド資産であるEタイプを改めて生み出すことによって、ブランド再生を図りたいというのが本音だと思われる。

ジャガーは、かつて18台の予定に含まれながらも製造されなかった「幻」のライトウェイト仕様の6台を、全く新しいE-TYPEライトウェイトとして生産します。
ジャガー初の「リ・クリエイション」プロジェクトでは、オールアルミニウム製の車に、1963年当時に割り当てられたまま使用されることのなかった6つの車体番号で製造します。
6台すべて、1963年当時に生産された12台のオリジナルモデルの仕様を採用し、完全な復刻モデルとして生産されます。
多彩なオーダーメードオプションから選択して、個性的な一台に仕上げることも可能です。

再生産されたEタイプライトウェイト6台は、100万ポンド(=1.8億円)で、2014年8月に販売され、富裕な好事家たちの手に渡ったらしいが、我々が実車を見る機会は、UFOを見るチャンスより低いだろう。
せめてこの動画をみて、その美しさにため息をついてほしい。

再現したジャガー・ライトウェイトEタイプがペブルビーチでデビュー | JAGUAR JAPAN

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