歴史の中に消えた幻の車「シュレールワーゲン」

美しい…ため息が出てしまうほど美しく、かつ可愛らしいフォルムです。愛称は「エッグ」または「Pillbug(ダンゴムシ)」と言われているそう。確かに、なんとも滑らかで独特なデザインです。こちらはドイツの「シュレールワーゲン」という車です。なんと、1939年に公開されたものであるというから驚きです。第二次世界大戦前の車なのですね。

画像: www.dlr.de

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画像1: youtu.be

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現在の技術に勝るとも劣らない空気抵抗の軽減を実現した流線型のボディ

ベースは「メルセデス・ベンツ 170H」だというシュレールワーゲンは、車体は大きいですがアルミが使われているとのこと。そして、この流線型のボディから想像できる通り、その特徴は空気抵抗の低さにあるそうです。

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そして、シュレールワーゲンが作られてから75周年を記念して、スケールモデルを用いた風洞実験が行われました。こちらの写真を見ても分かる通り、元の図面から作られたスケールモデルのボディを空気が抵抗なく流れていきますよね。実験結果も、現在の技術とほとんど相違がないものだったそうです。そこまでのフォルムを、戦前にすでに開発していたとは驚きですよね。

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第二次世界大戦を経て、消え去ってしまったモデルですが、存在しないのがもったいないほど美しい車ですよね。現在も近未来のようなデザインのコンセプトカーなどが多く登場していますが、昔の車なのに未来的なデザインというのに魅力を感じてしまいます。さらにそれが歴史の中で姿を消してしまっていると考えると、なんだかロマンがあります。実験の様子は動画で詳しく観れるので、是非ご覧ください。

Schlörwagen in the wind tunnel

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