画像: パリ・ダカールラリーで伝説となった壮絶な闘い「オリオールVSヌブー」

EN-LEGEND-1987 SAINT LOUIS (TENERE)

すでに遥か昔の出来事のように思える「パリ・ダカールラリー」。このヨーロッパ大陸からアフリカ大陸にいたる12,000kmを旅(ラリー)する、壮大なレースに若い頃のボクは心を躍らせたものでした。1979年に初開催されたパリ・ダカールラリーでも1980年代後半は、大会初優勝を飾ったヤマハをはじめ、その後常勝を誇ったBMW、それを追撃したホンダやカジバなどのファクトリーが、おのおのに専用開発したマシンを投入してその闘いが最も激化した時期ではないでしょうか。ヤマハに至っては王者奪還のため、オフロードが中心でしかも砂漠を走るこのレースに、4気筒のFZ750テネレというモンスターマシンを投入したのもこの時代でした。

この映像はそんな1987年の大会で激しくトップ争いを演じた、ホンダのシリル・ヌブーとカジバのユベール・オリオールの闘いを伝えています。ゴール前日まで勝敗がつかない両者の闘いは、ユベール・オリオールが木に激突して両足首を骨折したことで決することになります。この時、オリオールは骨折しながら気力でマシンを走らせ、ビバークに戻ってきたというのも感動的です。

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